ベースシステムユーザーリポート49　㈱竹花自動車│自動車整備士情報せいび界

1 株式会社竹花自動車
- 1.1 伸長著しい人口増加地域という恵まれた市場を持つが……
- 1.2 先進的な取り組みはお手のものコンピューターの導入も早い時期から

株式会社竹花自動車

兵庫県三田市

ベースシステムユーザーリポートNO,49

伸長著しい人口増加地域という恵まれた市場を持つが……

今回おじゃました㈱竹花自動車は兵庫県三田市にある。兵庫県三田市は交通網の発達により、大阪の梅田まで電車で30分足らずという好立地たり得、ニュータウン開発が進んでいる。

その増加ぶりは顕著で、この15年で3万人から11万人にまで増加するなど、この間の人口伸び率は常に日本一を記録している。これだけの有望な市場があれば、さぞや……と思いきや、実情はそうではないとのこと。

「以前のこの地域ではディーラーが少なかったこともあってか、放っておいてもウチに車を買いに来てくれていました。しかし、今はディーラーも増え、せっかく増えてきたニュータウンの人たちはそちらへ行ってしまうので、期待が大きかっただけになかなか厳しいところです」と竹花庄美取締役（会長）は語る。

もちろん、こうした状況にただ手をこまねいているわけではなく、ザーレンのオイルキープシステムで顧客の固定化を図っているし、冬場にはスタッドレスタイヤが必要になる土地柄から、最近ではタイヤ預かりサービスも開始するなど意欲的だ。敷地面積にも余裕があるため、オートバックスの同サービスにさえ引けを取らない。

先進的な取り組みはお手のものコンピューターの導入も早い時期から

意欲的な経営は創業時から連綿と続くもので、2柱リフトの導入も三田市で一番だったり、コンピューターも早くから導入しており、ノートパソコンを営業担当者に持たせて回らせるなどしていたという。その後もコンピューターシステムについてはトライ&エラーを繰り返し、最終的にはベースシステムのMOTORJIMに辿り着いたというわけである。その決め手とは？
「人ですね。当時使っていたシステムは個人の方が作ったものだったのですが、乗り換えをしなければならなくなった時に、その方
が勧めてくれたのがMOTORJIMだったのです。今ではもうなくてはならない存在ですね」と竹花取締役（会長）。

地域密着業である整備工場の基本は人との繋がり。その姿勢を受け継ぐ竹花自動車の未来は安泰だろう。