車検のコバック55周年記念講演

車検のコバック55周年

去る9月19日、車検FCチェーン大手の㈱コバック(小林 憲司社長)が(小林モータースから数えて)創業55周年の記念講演を愛知県豊田市、豊田市民文化会館にて開催した。記念講演に先駆け、小林社長から講師の説明が行われた。
「25年前に本日の講師、田中真澄講師の講演を聞き、それまでの人生を見直し、コバックを始めるきっかけとなったと言ってもいいと思います」と小林社長は講師を紹介した。

人生は今日が始まり

田中真澄氏

人生観の変革

現在日本には100歳以上の方が5万人以上いると統計に出ております。35年前は900人足らずでしたが、今や56倍に膨れ上がっております。いわゆる超高齢社会になっております。ここで考えていただきたいのが、100歳まで人生は続くという前提で生きていくことです。つまり定年退職というものを考えずに終身現役を貫き、人生における余生という言葉を辞書の中から消して下さい。定年=余生ではなく、定年後は何かのプロフェッショナルになれるほどの時間があるのです。

例えば65歳で定年退職したら35年以上の時間があります。ここで問題になってくるのが就業の問題ですが、事業主となってしまえば、その問題は解決します。ただ余生で好きなことを続けていても結果として『飽き』がきます。働いて、遊んでというバランスがあるからこそ、仕事にも遊びにもメリハリがつくのです。遊んでばかりいてはいけません。『楽すれば楽が邪魔して楽にならず。楽せぬ楽が遥かに楽楽』このような言葉があります。富山の江戸時代から続く薬屋の言葉です。この言葉に全てが凝縮されていると考えています。

仕事感を変える

仕事感を変えると言っても、既に実践されている方もいらっしゃると思います。自分中心からお客様中心へと変換させるのです。私は名刺に『24時間、年中無休』と記載しております。ひとえに、お客様のためを考えてのことです。お客様のために働くこと、固定客を大事にすることが、先ほどの富山の薬屋の仕事感と重なります。仕事は誰のためにやるかを考えて働いて下さい。

能力感を変える

一言で言うならば、心構えになります。毎日いい習慣を続けていれば、自ずと自分に還ってきます。心を創る習慣をつけることです。行動習慣、考え方の習慣を変えることを推奨しております。積極的に前向きに考えて初動を早く、早寝、早起きをする。夜行性から昼行性に変える。こういった行動が健康を呼び、能率が上がります。余談ですが、私は1日1万歩を歩いております。若さを保つのに歩くことは効果的です。活力を得ての能率的な仕事や行動は、人生そのものを豊かにします。

しつけ3原則

挨拶、返事、後始末。この3つが、しつけ3原則です。躾という言葉は英語で言うと、ホームトレーニングになります。つまり自宅で訓練することになります。
中高生に講演をする際は英語で言うと、非常に伝わりやすく理解してもらえます。

<挨拶>

あ・あかるく
い・いつも
さ・さいしょに
つ・つづける
挨拶はこういった意味をつけています。相手より先に明るく挨拶することを続ける。これが、挨拶です。

<返事>

元気よく、返事を『はい!』とする。元気がいいこともそうですが、曖昧な返事では相手に伝わりません。元気な声で受け答えは『はい』と分かりやすく伝えましょう。

<後始末>

最初が良くて、後が悪いと物ごとはうまくいきません。先日、中学校で同様の講演をした際に「全生徒分の感想を見てください」と校長先生に言われましたが、時間も無かったので、一番成績が悪い子のものを見せて欲しいと伝えました。その子の感想を見るとこのように書いてありました。
『話は難しかったけど、黒板をキチンと消して帰ったから今日の話は本当だと思った』と。講演の最中はともかく、講演を終了する際は、黒板をキレイに消して私は終えるようにしています。このような何気ない所作が、躾になってくるのです。

明朗性を持つ

鏡の訓練というものがあります。毎朝、鏡で自分の顔を見ると思いますが、笑顔でいつも自分を見てあげましょう。そしてそこで一言、『私は運がいい』と言いましょう。明るい行動は明るい未来を連れてきてくれます。プラス思考で何事も考えていかなくては、良い方向へは転びません。
もっとも愚かなことは老人ホームなどに入って自分の枠を狭めてしまうことです。健康は仕事にのみ与えられることを信じて『死ぬまで働くぞ』という意気込で人生を謳歌してください。
( 講演一部抜粋)

人生観や仕事感、人生は長く続くことを田中講師は伝え、仕事はお客様のためにあると、企業人にとって大切な言葉を残し、人生は今日が始まりであり、明るく生きることを推奨した。約1,000名の受講者が訪れたコバック55周年記念講演会は小林社長の挨拶をもって終了した。55周年を期に自らが推奨する予防整備に拍車をかけ、さらなる高みを目指すコバックであった。