ベースシステム ユーザーリポート41㈱アイアン車体

㈱アイアン車体

株式会社アイアン車体
岩手県遠野市

東日本大震災を乗り越え、見事に復活したアイアン車体

㈱アイアン車体(佐藤 忠社長:岩手県遠野市)は、昨年3月に起きた東日本大震災で発生した津波により、工場が全壊してしまった。岩手県釡石市にあった本社工場は、昭和58年に自動車車体整備事業所(鈑金塗装工場)として創立。以後、車検整備から24時間レッカーサービスなど「車の総合病院」として地域でも評判の工場であった。

そんな同社もあの日を境に状況が一変する。「激しい揺れを感じ建物の外に出てみると、停車してあった車両の列が波打つように揺れていて、“これはただ事ではない” と思いました。しばらくして、外出していた社長から、“津波が来るかもしれないから、とにかく社員全員避難するように” という指示がありました。結果的にその判断がみんなの命を救いました」と当時の状況を佐藤健専務は語る。その後、すぐに押し寄せた津波によって工場は全て流されてしまった。

社長の決断!! 復活までの苦難の日々!

避難先で佐藤専務は、「自動車屋さんは、もう続けられない。新しい仕事を探さなければいけない」と考えていた。しかし、3月下旬のある日、佐藤社長から1本の電話があった。「もう一度、自動車修理工場をやりたい。このまま、諦めてしまうのは悔しい。工場は流されてしまったが、幸い技術力(人)は残ったのだから出来る」その言葉を聞いた時、佐藤専務も“もう一度、頑張ってみよう”と決意したという。

待っているお客様のために

しかし、会社が復活するまでにも、大変な道のりがあった。とにかくやらなければいけない事が多く、それらを同時にやらなければいけなかった。釡石市から遠野市への移転、工場の土地探しや銀行や建築会社との折衝。震災復興支援補助金の手続き等々。
二転三転する行政の対応にも振り回され、挫けそうになることも多かったという。
「結局、工場のあった釡石市での工場再建は諦め、遠野に来る事になったのですが、新たな土地でのスタートにはお客さまが来てくれるかは不安がありました。」(佐藤専務)

しかし、プレオープンとなった2012年6月(同7月に本格稼働)。まだ本格稼働する前にも関わらず、以前からのお馴染みのお客さまがアイアン車体の復活を聞きつけ、すぐに来店してきてくれた。
現在は、元の顧客がいた釡石地区のお客さまには、仮設企業団地内にある事務所に受付窓口を設置して対応しているという。
「本社と仮設事務所をMOTORJIMで結び、遠野に移っても、釡石にいるお客さまの車を受け付けて、ご利用いただけるような仕組みもできました。昔からのお客さまには“復活してくれるのを待っていたよ” と言って頂けた時は本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。」と佐藤専務。

最後に同社の名刺にある「車ヤ夢工房」の屋号には、“もう一度工場をやりたい。前よりもさらに良い工場を作りたい” と語り、復活を信じた社長の想いとスタッフ全員、またアイアン車体を支えてくれるお客様の想いが詰まっている。

会社名:株式会社アイアン車体
代表者:佐藤 忠
本社住所:岩手県遠野市青笹町糠前5-35-1
電話:0198-63-1205
FAX:0198-62-1213
釜石サービスセンター
岩手県釜石市鵜住居町第8 地割36-1
鵜住居町神ノ沢地区仮設企業団地B 区E 棟2
電 話:0193-28-1377
FAX:0193-28-3186

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