抹消登録台数　2021年4月

2021年4月の各抹消台数は、対前年・対前月ともに概ねマイナス傾向、それも2桁規模のマイナスを記録した。

輸出抹消は対前年がマイナス12.4%、対前月がマイナス約20%と共に2桁のマイナスになった。コロナ禍で前年実績が下がったところに加えて、未だ続くコロナ禍の影響で今年もそして前月も下がったことが、両項目での2桁規模のマイナスに繋がったと言えるだろう。

3項目の中で最も落ち込みが激しかったのが永久抹消で、対前年はマイナス14.5%、対前月はマイナス64.8%と、こちらも両項目とも2桁のマイナスとなった。中でも対前月の6割減というのはなかなかの落ち込み具合である。

逆に3項目の中で一番ましだったのが一時抹消で、対前月こそマイナス52.3%となったものの、対前年はプラス5.7%を記録した。対前年がプラスになったとはいえ、昨年同月の数値がいかに減少したかが分かる結果とも言える。

昨年の4月と言えば、初旬～中旬こそまだ緊急事態宣言前であるものの、月末から翌月にかけていよいよ緊急事態宣言下の時期に重なるため、次月の数値が今月の数値よりもいっそう落ち込みが激しかったことが顕著になるのか、再び注目である。

※本年の1～12月（最下段右から2列目）は4月までの累計台数で、前年比は当該累計台数の前年同期比となっている。（出典：自販連）