国内の生産及び新車・中古車の販売状況（３月分）

新車の国内4輪車生産状況

2021年3月の国内4輪車生産台数は、表1にあるように合計で86万9,005台（対前年同月比105.0%）と、3ヵ月ぶりに前年を上回った。

また、3月のメーカー別生産台数は、表2にあるように、ホンダ、三菱、スバルを除いて5社が前年比プラスとなった。

トヨタは国内販売の6ヵ月連続の前年超えに引っ張られる形で、国内生産は31万934台（同111.4%）と3ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

日産は国内外の販売及び生産が好調で、国内生産は6万8,853台（同124.7%）と2年ぶりに前年比プラスとなった。

マツダは国内外の販売は前年を下回ったものの、国内生産は8万8,411台（同119.1%）と3ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

ダイハツは国内外ともに販売及び生産が好調で、国内生産は10万1,253台（同111.9%）と3ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

スズキは国内外ともに販売及び生産が好調で、国内生産は9万6,700台（同105.8%）と、3ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

一方、ホンダは中国が引っ張り海外生産が2ヵ月連続で前年比プラスになったものの、国内生産は6万5,356台（同89.9%）と3ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

三菱は国内販売が2ヵ月連続で前年比プラスとなったものの、国内生産は4万6,467台（同70.1%）と、12ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

スバルは国内販売が2ヵ月ぶりに前年比プラスとなったものの、国内生産は4万8,954台（同79.1%）と3ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

続いて3月の輸入車新規登録台数は、表3にあるように4万5,040台（同118.6%）と6か月連続で前年比プラスとなった。

表1：2021年3月の国内4輪車生産台数

（比率を除き　単位：台）（出典：自工会）

表2：2021年2月,3月の主要8メーカーの国内4輪車生産状況

（出典：各メーカー）

表3：2021年2月,3月の輸入車新規登録台数

※すべての数字は乗用車、商用車の合計

※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、日本メーカー車含む

国内新車販売状況

3月の国内新車販売状況は、表4にあるように総合計で61万2,992台（同105.4%）と6ヵ月連続で前年を上回った。車種別でも前月同様、小型乗用車、バスを除いて前年比プラスとなった。

メーカー別では、6メーカーが前年を上回った。

登録車のブランド通称名別は、上位からヤリスが2万8,466台、ルーミーが1万6,504台、アルファードが1万3,986台、ノートが1万3,352台、カローラが1万2,667台と、ノートがトヨタ車の牙城を切り崩した。

また同じく軽自動車は上位からN-BOXが2万7,164台、スペーシアが1万9,584台、タントが1万7,068台、ルークスが1万3,778台、ムーヴが1万3,005台と、顔ぶれは前月と同じだった。

表4：2021年3月の国内新車販売状況

（比率を除き　単位：台）（出典：自販連、全軽自協）

国内中古車販売状況

3月の中古車販売状況は、表5にあるように総合計で47万9,841台（同105.6%）と、2か月連続で前年プラスとなった。一方、車種別ではバスを除いて前年を上回った。

表5：2021年3月の中古車販売状況

（比率を除き　単位：台）（出典：自販連）