国内の生産及び新車・中古車の販売状況（6月分）

• 目次

  • 1 新車の国内4輪車生産状況
    • 1.1 表1：2021年6月の国内4輪車生産台数
    • 1.2 表2：2021年5月,6月の主要8メーカーの国内4輪車生産状況
    • 1.3 表3：2021年5月,6月の輸入車新規登録台数
  • 2 国内新車販売状況
  • 3 国内中古車販売状況

  新車の国内4輪車生産状況

2021年6月の国内4輪車生産台数は、表1にあるように合計で73万6,424台（対前年同月比143.6%）と、4ヵ月連続で前年を上回った。

また、6月のメーカー別生産台数は、表2にあるように、スズキを除いた7メーカーが前年比プラスとなった。

トヨタは国内外共に販売及び生産が好調で、国内生産は29万4,387台（同184.1%）と4ヵ月連続で前年比プラスとなった。

日産は国内外共に生産が好調で、国内生産は3万5,586台（同142.5%）と4ヵ月連続で前年比プラスとなった。

ホンダは欧州と共に国内生産が好調で、国内生産は6万4,778台（同100.2%）と2ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

マツダはCX-5、CX-30、MAZDA3の生産が全体を引っ張り、国内生産は7万2,350台（同211.7%）と4ヵ月連続で前年比プラスとなった。

三菱は国内外の生産が好調で、国内生産は3万1,669台（同128.3%）と、3ヵ月連続で前年比プラスとなった。

スバルは昨年同時期の操業停止・生産調整の反動で国内生産は好調、5万560台（同169.2%）と3ヵ月連続で前年比プラスとなった。

ダイハツも国内外の生産が好調で、国内生産は8万2,544台（同118.9%）と4ヵ月連続で前年比プラスとなり、しかも登録車の生産は過去最高を記録した。

一方、スズキは国内外の販売及び生産が振るわず、国内生産は6万2,250台（同74.8%）と、4ヵ月ぶりに前年比マイナスとなった。

続いて6月の輸入車新規登録台数は、表3にあるように3万7,379台（同147.4%）と9か月連続で前年比プラスとなった。

表1：2021年6月の国内4輪車生産台数

（比率を除き　単位：台）（出典：自工会）

表2：2021年5月,6月の主要8メーカーの国内4輪車生産状況

（出典：各メーカー）

表3：2021年5月,6月の輸入車新規登録台数

※すべての数字は乗用車、商用車の合計

※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、日本メーカー車含む

• 国内新車販売状況

6月の国内新車販売状況は、表4にあるように総合計で36万5,631台（同105.3%）と9ヵ月連続で前年を上回った。車種別では小型乗用車、バス、軽自動車以外は前年比プラスとなった。

メーカー別では、トヨタとダイハツの2社のみが前年を上回った。

登録車のブランド通称名別は、上位からヤリスが1万4,937台、ルーミーが1万4,337台、カローラが9,189台、アルファードが9,151台、ハリアーが7,235台と、顔ぶれは若干変わったもののまたもトップ5をトヨタ車で締めることになった。

また同じく軽自動車は上位からN-BOXが1万7,479台、スペーシアが9,516台、タントが9,006台、ムーヴが8,623台、ハスラーが7,241台と順位に変動はなかった。

• 国内中古車販売状況

6月の中古車販売状況は、表5にあるように総合計で32万1,398台（同98.2%）と、5か月ぶりに前年マイナスとなった。一方、車種別では乗用車のみが前年を下回った。