国土交通省とナスバ(NASVA)が毎年実施する「自動車アセスメント(JNCAP)」2025年度版で、スバル フォレスターが最高賞「ファイブスター大賞」を受賞しました。整備の現場でも問われる「どのクルマが最も安全か」という問いへの公式回答です。
🏆 2025年度 ファイブスター大賞
スバル フォレスター(2025年度)
★★★★★
受賞の決め手:サイクリスト対応エアバッグとは?
フォレスターが高得点を獲得した最大の要因は、「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」の採用です。衝突時にボンネット外側へ膨らみ、歩行者や自転車乗りの頭部へのダメージを大幅に低減する装置で、歩行者頭部保護試験において2025年度の最高得点を記録しました。
- ボンネット外側に展開するフード型エアバッグ(国内最上位クラスの保護性能)
- 自転車乗りとの衝突シナリオにも対応した最新世代の設計
- 歩行者頭部試験・下肢試験ともに2025年度トップスコアを記録
- 事故自動緊急通報装置は「先進型」認定(8項目すべて満点)
2025年度 ファイブスター賞 受賞車ランキング
| 順位 | 車種 | 総合得点 | 予防安全 | 衝突安全 |
|---|---|---|---|---|
| 🥇 大賞 | スバル フォレスター | 184.62点 | Aランク | Aランク |
| 2位 | ホンダ ACCORD | 182.01点 | Aランク | Bランク |
| 3位 | MINI COUNTRYMAN | 179.00点 | Bランク | Aランク |
| 4位 | VW ティグアン | 166.66点 | Aランク | Bランク |
整備士・整備工場が押さえるべきポイント
JNCAPの評価結果は、整備現場にも直結します。高度な安全装備を搭載した車両が増えるほど、以下のような知識・スキルの重要性が高まります。
外装展開型エアバッグは通常のカーテンエアバッグと構造が異なります。誤作動防止のためのバッテリー遮断手順など、スバル純正の整備手順書を必ず確認してください。
予防安全システムのカメラ・レーダーはバンパー脱着後やフロントガラス交換後に必ずキャリブレーションが必要です。スバル車はステレオカメラの位置精度が厳しく、手順を省略すると機能不全のリスクがあります。
D-Call Net対応の先進型ACN搭載車は、バッテリー接続時に通報システムが作動する場合があります。修理・整備時の誤通報リスクを把握しておくことが重要です。
ファイブスター賞・大賞とは?(よくある質問)
Q. ファイブスター賞とファイブスター大賞の違いは何ですか?
ファイブスター賞は「予防安全・衝突安全ともに最高ランク+ACN搭載」という条件を満たした車種に与えられます。ファイブスター大賞はそのなかで年間最高得点を獲得した1車種のみが受賞する最高位の賞です。
Q. 自動車アセスメント(JNCAP)とは何ですか?
国土交通省が主管し、ナスバ(独立行政法人自動車事故対策機構)が試験・評価を実施する制度です。消費者が安全な車を選ぶ参考となるとともに、メーカーに対してより安全な製品開発を促すことを目的としています。毎年数車種が評価対象となります。
Q. 2025年度の評価は何車種が対象でしたか?
2025年度はスバル フォレスター、ホンダ ACCORD、MINI COUNTRYMAN、フォルクスワーゲン ティグアンなど複数車種が評価を受け、いずれもファイブスター賞を獲得しました。


