国内の生産、新車・中古自動車の販売台数2015年6月

2015年12月14日

新車の国内4 輪自動車生産台数

6 月の国内4 輪車生産台数は、合計で81 万1,864 台(対前年同月比94.7%)と、12 カ月連続で前年を下回った。
車種別では普通乗用車、普通トラック、バスを除く全てで前年を下回り、特に軽乗用車は12 万4,722 台(同74.8%)と落ち込みが目立つ。
また、2015 年上半期(1 〜6 月)の生産累計は465 万840 台(同91.8)で、上半期としては2 年振りのマイナスとなった。

2015 年6 月の国内4 輪車生産実績

車種当月(A)前年(B)A/B(%)15 年累計14 年累計対比(%)
普通乗用車425,901404,154105.42,311,7802,368,67197.6
小型乗用車132,849156,63584.8762,726939,15481.2
軽乗用車124,722166,82174.8836,0291,012,12882.6
小計683,472727,61093.93,910,5354,319,95390.5
普通トラック52,26650,087104.4302,090293,050103.1
小型トラック29,35429,57799.2169,075167,982100.7
軽トラック33,86537,94289.3198,884216,62891.8
小計115,485117,60698.2670,049677,66098.9
バス12,90712,199105.870,25668,663102.3
合計811,864857,41594.74,650,8405,066,27691.8

6 月のメーカー別生産台数は、主要8 社のうちトヨタ、日産、マツダ、富士重工業(スバル)の4 社が前年比プラスだった。特に富士重工業(スバル)は、北米向けのインプレッサやXV が好調で、6 万4,442台( 同107.5%) と6 月単月で過去最高を記録。トヨタは6 カ月振りにプラスに転じた。リコール問題が長引いているホンダは、新型車を投入するも5万5,573 台(同62.2%)と、11 カ月連続で落ち込んでいる。また、2015 年上半期では富士重工業を除く7 社が前年を下回った。

5月、6月の主要8 メーカーの国内4 輪車生産台数

メーカー5月生産台数(対前年同月比)6 月生産台数(対前年同月比)15 年1 〜6 月累計(対前年比)
トヨタ215,144 台(85.9%)285,797 台(102.7%)1,570,355 台(93.1%)
日産66,978 台(108.0%)78,440 台(100.7%)454,690 台(99.4%)
ホンダ43,773 台(54.4%)54,473 台(62.2%)336,752 台(64.3%)
マツダ68,466 台(90.2%)89,465 台(107.7%)463,122 台(94.9%)
三菱40,415 台(77.3%)52,935 台(88.0%)313,517 台(94.0%)
富士重工業(スバル)53,204 台(95.0%)64,442 台(107.5%)350,508 台(104.1%)
ダイハツ44,826 台(70.7%)57,745 台(83.0%)380,299 台(89.8%)
スズキ72,939 台(81.2%)80,822 台(87.1%)509,117 台(93.6%)

一方、6 月の海外生産台数は三菱、ダイハツを除く全てが前年同月比プラス。特にアジア市場が好調なホンダは、全ての月を通して、単月で過去最高を更新。トヨタ、日産、富士重工業(スバル)は6 月単月として過去最高を記録した。近年、海外の生産拠点を増やしているマツダは15 カ月連続で前年を上回っている。
続いて、6 月の輸入車新規登録台数は3 万2,903 台(同121.0%)で、3 カ月連続で前年を越えた。

5 月度、6 月度輸入車新規登録台数

 5月新規登録台数(対前年同月比)6月新規登録台数(対前年同月比)
輸入車総計22,834 台(110.8%)32,903 台(121.0%)

※すべての数字は乗用車、商用車の合計
※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、日本メーカー車を含む

国内新車販売台数

6 月の国内新車販売状況は、総合計で44万2,623 台(同97.8%)と6 カ月連続で前年を下回った。車種別ではほとんどの項目で前年を越えたものの、軽自動車税増税の影響から軽自動車が対前年同月比で87.1% と大幅に落ち込み、足を引っ張る形となった。
登録車のブランド通称名別では、上位からアクアが1 万8,087 台、カローラが1 万3,542 台、プリウスが1 万921 台、フィットが1 万750 台、ヴォクシーが9,052 台と、低燃費車が上位を占めている。また、軽自動車では上位からN BOX が1 万6,871 台、タントが1 万4,140 台、ムーヴが1 万1,820 台、デイズが1 万1,132 台、アルトが1 万205 台だった。

2015 年6 月の国内新車販売台数

車種当月(A)前年(B)A/B(%)15 年累計14 年累計対比(%)
普通乗用車116,960110,458105.9696,390780,10589.3
小型乗用車122,622118,579103.4707,803774,49291.4
小計239,582229,037104.61,404,1931,554,59790.3
普通貨物車15,21113,644111.587,98979,330110.9
小型貨物車23,62621,693108.9132,185130,599101.2
小計38,83735,337109.9220,174209,929104.9
バス956797119.96,8116,076112.1
登録車合計279,375265,171105.41,631,1781,770,60292.1
軽自動車163,248187,37887.11,045,4041,235,14684.6
総合計442,623452,54997.82,676,5823,005,74889.0

国内中古車販売台数

6 月の中古車販売台数は、合計で31 万2,740 台(同108.0%)と2 カ月振りに前年比プラスに転じた。車種別では普通乗用車を除く全項目で前年を上回った。

2015 年6 月の中古車販売台数

車種当月(A)前年(B)A/B(%)15 年累計14 年累計対比(%)
普通乗用車140,955125,092112.7869,858859,251101.2
小型乗用車130,685124,056105.3857,433911,15394.1
小計271,640249,148109.01,727,2911,770,40497.6
普通貨物車14,20914,099100.881,34284,31296.5
小型貨物車19,09018,466103.4109,010112,48296.9
小計33,29932,565102.3190,352196,79496.7
バス1,1041,104102.16,9116,657103.8
その他6,6976,75599.137,58337,97899.0
合計312,740289,549108.01,962,1372,011,83397.5

出展:自販連

今後の国内生産及び国内中古車販売予測

日本自動車工業会の発表によると、’15 年度の国内新車販売台数は、’14 年度より5.8%少ない499 万1,900 台と予測してる。
当面は、軽自動車税増税による買い控えが影響し、軽自動車の国内生産台数及び販売台数の減少が続くと見られる。また、消費税が10% に引き上げられる2017 年4 月に向けて駆け込み需要が発生し、その後は反動が懸念される。長期では国内市場の縮小が続くため、国内生産台数の減少は避けられない。

ライター 山口 清憲

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