遠慮と配慮

コラム

今度、知人の結婚式でスピーチを頼まれました。その際に話そうと考えていたことなのですが、今回は遠慮と配慮について話そうと思います。似ているようで似ていない言葉なのですが、広辞苑によるとそれぞれの意味は以下の通りになります。

遠慮…言葉や行動を慎み控えること、辞退すること、引き下がること
配慮…心をくばること、心づかい

ここでお伝えしたいことは、遠慮は自分を軸にした、自分を守る言葉で、配慮は相手を軸に相手に気遣いをする言葉ということです。

遠慮はしないで配慮をしましょう

遠回しに断りを入れることで使われる遠慮ですが、『相手に遠慮して言えない』ということはありませんか。特に上司、部下の関係や夫婦の関係でも起こり得ます。これは自分が嫌われたくない、自分を守りたいから相手に気を遣って言わなかったりするだけで、根本的には相手に気を遣っているのではなく、自分に気を遣っているのです。若手経営者も父親の代からいる番頭さんに遠慮して言えないことなどありませんか?
これはチームとして働く以上、是正すべきだと思います。

何かミスが起きた時に遠慮して注意をうやむやにすることがありませんか? 奥さんのことなどで別の人に愚痴をこぼすことはありませんか?
そこは遠慮せずにズバッと言って、相手の身になって気持ちよく許す、相手を受け容れることが肝要です。
それこそが、人間関係の要といえます。

ちょっとした心配りが出来れば、それは配慮となります。相手を良くしたい、全社の方向性として伝えたい、2人のためになど様々なシーンで自分だけではなく、相手と自分が一緒になって行うことを2人で回答を導くことが配慮となります。

遠慮を無くす

『まぁまぁ遠慮しないで…』と、何かを誘われた時に断ることがありませんか? 状況によって社交辞令なのか、本心なのかは異なりますが、誘いに対して断る際に、自分が嫌だからということが先に出てはいけません。断るにしても相手の立場なども考え、何故断るのかを一言添えることが配慮となります。人間関係の中に遠慮ではなく、配慮をすることで、より良い人間関係が築けます。
配慮して言わないこと、配慮して言うことを心に留めて頂ければと思います。

三好 高史

㈱ビジネス通信工業 取締役。
企業用の電話、FAX、OA機器の販売、リースまで幅広く扱う。日本全国の自動車業界とはOA機器の導入で幅広い繋がりを持つ。異業種の営業マンでありながら、「自動車業界が好き」というスタイルで様々な会合に参加し、情報交換を各地で行う。年齢44 歳。座右の銘「一期一会」