待つ営業

好かれる前に好きになろう

隣の芝生は何色だ?

さて、「プロの仕事」というものは、どんなものだと思いますか? 鈑金が上手な方、整備が得意な方、営業が得意な方など、様々なプロがこの業界にはいらっしゃいます。実はこういった方々の中でも指折りの「この人は!」という方の共通点があるのです。それは「相手に対して感情移入している」ということです。

誰しも髪を切ることがあると思いますが、理髪のプロにも色々なパターンがあります。会話が絶妙な人、マッサージが上手な人、注文を聞かなくても顧客を覚えている人などです。もちろん共通点は先述の通り、顧客に感情移入しているからこそ出来る技であるといえます。自分の仕事に誇りを持っていることはもちろんのこと、お客さまのことを好きになる努力、好かれる努力を行っているからこそ、プロと呼ばれるのです。

女性を口説くとき

男性が特に多いこの業界では皆様が該当すると思いますが、女性を口説く時はどのようにしていますか?駆け引きはもちろん必要だとは思いますが、相手に本気の誠意を伝えようとする努力をしている、またはしていたと思います。会社経営や仕事も同じことが言えます。本気で取り組むからこそ、相手はそれに応えてくれるのです。

「会えて嬉しい」という気持ちを持ってお客さまを迎えることが、お客さまにも伝わります。忙しいから来て欲しくないなどと思っている社員が1人でもいては、それがお客さまに伝わってしまいます。自動車整備業という括りではなく、サービス業という大枠の中で働いているということを意識していかなくてはお客さまから選ばれることは決してありません。

待ちの営業だからこそ

自動車整備業や鈑金業は待ちの営業であると言われております。お客さまをどんな気持ちで待っているか、来て欲しいと思わなければ来てくれませんし、来店し易い仕組みや仕掛けを考えなくては来店など促せません。ぜひプロのいる店という自覚を持って、仕事に臨んでいただければと思います。

隣の芝生では今後、対談、取材などを含めて様々な事例を紹介できればと考えています。『この業界の話が聞きたい』というご要望がありましたら、是非お寄せください。

三好 高史

㈱ビジネス通信工業 取締役。
企業用の電話、FAX、OA機器の販売、リースまで幅広く扱う。日本全国の自動車業界とはOA機器の導入で幅広い繋がりを持つ。異業種の営業マンでありながら、「自動車業界が好き」というスタイルで様々な会合に参加し、情報交換を各地で行う。年齢44 歳。座右の銘「一期一会」

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