ニッチな産業へ 乗り出した女性社長の決意と鋭い意見

MIYABI

隣の芝生は何色だ? 特別編

小林広美 × 三好高史

本連載『隣の芝生は何色だ?』は自動車業界以外の方の意見などを紹介する特色を持っている。今回は山梨県にある多角的なリサイクルを行う㈱MIYABI の小林広美代表取締役にインタビューを行った。小林代表は以前、旦那様が北海道で創業した廃品回収業を手伝う傍らで、廃プラスチックという品目に注目し、自らの地元である山梨県で2 年前に創業した。現在では家族とパート等を含めた5名の従業員と共に廃プラスチックや重機販売、廃品回収などを手がけている。

三好 本日はよろしくお願いします。以前、車体協で名刺交換をさせて頂きましたが、どういった経緯で車体協の賛助会員になったのですか。

小林 本当に偶然ですが、鈑金屋様と知り合うことが出来て、そこから賛助会員になりました。

三好 なるほど、偶然であったとしてもビジネスチャンスを活かすのは素晴らしいですね。ところで、廃プラスチック業というのは具体的にはどのようなお仕事なのですか。

小林 基本的にはプラスチック製品を細かく砕いてチップ状にしたものを、海外や国内の業者様に購入して頂くことで収益を上げる業種になります。自動車ですとバンパーなどの部品が代表的だと思います。

三好 仕入先や販路というのはどのように開拓されたのですか。

小林 以前は北海道で進めていた廃品回収業でしたが、山梨には販路も仕入先もありませんでした。ひょんなことから千葉県の業者様に廃プラスチックを購入して頂けることになり、取引がスタートしました。仕入先となるのは農家の方々や工場、先ほどもお話しした整備工場様なども該当します。

三好 仕入れなどは小林社長自らが行っているのですか。

小林 はい、私がトラックを運転して、ルートで回っています。新規のお客さまも私が開拓しており、工場などでプラスチックが積んであるとついつい目が行ってしまいます。

三好 なるほど。回収されたプラスチックを機械に入れてチップ化するというのは一見単純そうですが、トラブルなどはあるのですか。

小林 プラスチック以外のものが付着していたり、取り付いていたりすると外すのが大変です。そのまま気づかずに機械に入れれば機械が壊れてしまいます。少ない人手ですので、それを外すとなると効率が悪くなります。

三好 確かに捨てるものであっても、分別するのと一緒にそういったモラルがリサイクルには必要ですよね。ところで…

《後編へ続く》

株式会社MIYABI

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