リサイクルパーツの利点は値段であったり、絶版品を購入出来る点であったりと、様々です。新品に比べて利益率が高いのもポイントですが、残念ながら在庫が必ずあるわけでもない、というリスクもあります。それと同時に品質に関しても不安を感じる人も少なくないと思います。
在庫に関しては、在庫を見つけた時が買い時であり、チャンスを逃さないで購入することをオススメしています。
品質に関しては先月号にも掲載した通り、信頼出来る取引先を見つけることが重要だと言えます。安易にインターネットなどで購入するのではなく、しっかりとリサイクルパーツ専門店での購入をオススメします。
値段に関してですが、確かに安いに越したことはありませんが、値段で買えないモノが信頼であり、信用だと言えます。
車検整備時にこそリサイクルパーツを!
ところで、リサイクルパーツを使った車検単価アップ方法をご存知でしょうか。以前取材した整備工場(某FC加盟店)では車検時に外装のチェック等をしっかり行い、軽度の交換(ドアミラーやガラスなど)で終了する外装品を提案することで収益を上げていました。これにはフロントならびにメカニックのトークスキルが重要になると思いますが、「お客さまの車両を考えて提案すれば誰でも思いつくと思います。ドアミラーにキズが有ってタッチペンを無料で実施するのと新品の見積り、そして中古の見積りを出すことでお客さまに寄り添うことが出来る」と同社の社長は語ります。
お客さまと繋がるチャンスをリサイクルパーツで
車検整備が一番の接触チャンスであり、お客さまと繋がるチャンスでもあります。ここでポイントなのが、部品で儲けようとしてはいけないことです。
3,000円のドアミラーなら3,000円でお客さまに請求します。これは『車検を受けてくれたからこの値段になります』と伝えることで、さらにお客さまとの関係性が強まります。部品というものは必要だから購入するのではなく、積極的に使える場所を見つけて販売していくことが重要なのです。
もちろん車検時ではない場合はしっかりと利益が取れる商材ですので、上手に使っていくことをオススメします。