イメージ戦略も大事!

コラム

人は見た目が100パーセント?
以前、「人は見た目が100パーセント」という同名のマンガが昨年テレビドラマ化された。初対面での第一印象は3秒で決まると言われる通り、たしかに3秒で捕捉できる情報は見た目ぐらいしかなく、「人は見た目が100パーセント」と言われるのも一理あると思う。

しかし、私は100パーセントではないと考える。なぜか?直近でこんな事例があった。このところ毎年のことなのだが、取引先の某社から「2018年の車検台数、車版台数を予測して欲しい」とのオーダーが入った。

自分から、「車検・車販予測やりますけど、どうですか?」と売り込んでいるわけでもなく、自社のウェブサイトでPRしているわけでもない。にも関わらずこうしたオーダーが入るのは、「①自社の事業戦略を立てる上で車検・車販の予測が必要だ→②しかし、自分で立てた予測では手前味噌になりかねない。説得力を増すにはどうしたら?→③そうだ、専門家に頼もう。ついては長年、この業界を見ているせいび広報社、それも編集長に頼めばよい」というような経緯があったと想像に難くない。要するに、「せいび界の編集長なら納得のいく予測値を出してくれるだろう」という期待・イメージを抱いてくれたということである。

この場合、見た目は関係なく、長年に亘る付き合いによって、「この人なら○○してくれそう」という印象をいつの間にか与えていたということなのだろう。ある意味、そうした印象を与えるというのも他人から必要とされる上では大事なことであり、「見た目も大事だけれども100パーセントではなく、こうして与えるイメージも大事だよ」ということを言いたいのである。

人に与えるイメージは自分が思っている通りか?
さらにいえば、この他人に与える自分のイメージ、評価と言い換えてもいいが、自分がそうありたいと思っている姿と一致しているかどうかも重要である。一致しているのならば特に問題はないが、一致していない場合にそのズレに対してどう対処するかで、その人の資質が問われる。

まず、他人が自分のことを過大評価している場合だが、一番よいのはそのズレを少しでも埋めるべく努力することである。最悪なのは、「自分にはとてもそんな能力はありません」と逃げてしまうことや、さも「そんなズレなんてありませんよ」と取り繕って知ったかぶりをして、その後の努力も怠ることである。

逆に、自分の評価が不当に低い場合に、一番よいのは「まだまだ自分の発信する力が弱いのだ」と謙虚に受け止めて、やはりズレを少しでもなくそうと努力することである。一方最悪なのは、「自分の能力はそんなに低くありません!」と怒ったり抗議することである。

本誌の読者の大半は、お客さまから大事なクルマをお預かりして作業を行う業種であり、いかにお客さまから自社を選んでもらうかが重要である。そのために古来からあるチラシを撒いたり、DMを送ったり、あるいは今どきならばインターネットを使ってブログやSNSを活用したりしていることだろう。

どの手段を取るかはともかくとして、忘れて欲しくないのは、今回取り上げた「他人が抱く自社(自分)に対するイメージ」である。好印象を与えるであろう現状を正しく伝えるのが基本だが、間違っても誇大広告にならないようご留意いただきたい。