サービス業という概念を植えつけよう

コラム

社名は出せないが、とても良い取り組みを行っている自動車リサイクル業の紹介をしようと思う。社名を出せない理由としては地域の方以上に取引先が増えてしまっては既存のサービスが出来ない、余り目立ちたくないといった奥ゆかしさがあることをご理解頂ければと思う。

ブラック企業丸出しの取り組みに
賛同した人だけ付いて来い!
早朝出勤、サービス残業、規律を求め筋が通った社風、これだけ聞けば昭和な香りがしてくると思う。同社は人材採用時に現代の社員教育や待遇を期待するのではないとはっきりいう。この背景には教育をして人間力を高めるという目的があると、代表者は言う。採用時にも自社の取り組みを詳細に伝え、それでもよければ入社して下さい、というスタンスである。良くも悪くも人材不足の時代に逆行した取り組みであるが、そんな中で働く姿は……

① 部屋へ入る際は「失礼します」と必ず声を発する
② お客さまや訪問者が来店した際、全社員が全ての手を止めて直立して「いらっしゃいませ」と深く頭を下げる
③ 電話対応時にも元気な対応を心がけている
④ 本を読むや早く歩くといった仕事に一見関係無いようなものでも気付きを得て欲しいと毎月テーマを変えて実施している
⑤ これら社内の取り組みは社長自ら率先して行動していく。
⑥ 朝一番に勉強会を開催して人間力を高める訓練をする(手当てはつけている)。
上記のような取り組みを行っている。

ぬるま湯か熱湯か? どちらを選ぶか

会社は人間を作る所であり、会社を強くするには社員を強くする必要がある。社員が強くなれば自ずと顧客に対しても良い対応が出来るようになる、と語る同社代表者。現代は、昔であれば常識だったことがパワハラ、モラハラとして非常識扱いされることもある。そんな時代に逆行している取り組みを行っている同社の社員はとても姿勢正しく、はつらつと仕事をしており、成果も年々上がっている。

人間力を高めるには負荷をかける必要もあり、社員の言いなり、社員に対して過保護すぎるのは良くない。自動車整備業も決して現代の若者が憧れる仕事ではない。そういった中で強い組織を作る取り組みの参考に是非して頂ければと思う。