民間車検工場開業への道 第7回

民間車検工場開業

第7 回 指定整備事業の運営③

機械器具保守管理規程 前編

指定整備事業者にとってもう1 つの要となるのが、設備機械に対する保守管理で、これは整備用・検査用の双方を手持工具まで含めてかなり細かい規程を作って維持していかなければなりません。規程を作ることも大変ですが、これを実行していくことがどんなに苦労するか。しかもこの規程は早めに作成して実行してみることが大切です。その上で直す所は直し、実務訓練に入ったら即日、実施してい
くことになります。

相手が機器類のため、点検する所も多く、それぞれ担当者を決めて実施し、それを管理者が確認するといった方法は、認証工場ではまず考えられない面でしょう。面くらう一幕も出てくるかと思います。ここではどんな点に気をつけていかなければいけないか、そのあらましを抜粋してみましょう。

ア. 検査用機器-自動車検査用機械器具保守管理規程

(ア) 決め手は精度の確保とその維持にある。
( イ) 当然、保守管理責任者と保守担当者を決めておくことになる。
( ウ) 機器は、いわゆる完成検査用のもので次の8 種類になる。

ブレーキテスター
スピードメーターテスター
サイドスリップテスター
ヘッドライトテスター
音量計
一酸化炭素測定器
炭化水素測定器
黒煙測定器

(エ) これらの機器はそれぞれ検査用機器台帳を作成し、それにより管理する。
( オ) 機器の保守については、次のような処置を取ることになる。

a.仕業点検基準表により日常の点検を行い、これを検査用機器仕業点検記録表により管理していきます。

本来、両者は同一の点検要領で実施されていくのが妥当と思われますが、これは地域による差がかなりあるようです。あまり細かい基準を作ると、それに基づいて点検を実施しなけれなならないため、結局わが身を苦しめることになります。事前の打ち合わせ時に添付資料として示されますが、その内容については納得のゆく説明を受けておかなければなりません。この際、点検基準表より細かく分類してある点検記録表があれば、毎日実施する必要性について確認しておいた方がよいでしょう。

 

民間車検工場開業への道 第1回指定整備を取り巻く環境

民間車検工場開業への道 第2回資格取得までの道筋を紹介

民間車検工場開業への道 第3回民間車検工場の設備要件

民間車検工場開業への道 第4回民間車検工場の要員について

民間車検工場開業への道 第5回指定整備事業の運営

民間車検工場開業への道 第6回指定整備事業の運営②

民間車検工場開業への道 第7回指定整備事業の運営③

民間車検工場開業への道 第8回指定整備事業の運営④

民間車検工場開業への道 第9回指定整備事業の運営⑤