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自動運転革命 自動運転が業界を変える FILE.04

自動運転はロボット

自動車の自動運転システムはロボットの一種である。近年は人工知能をはじめとしたロボット関連技術の発達により、ロボットが行える作業内容が高度化している。

最近の報道では、ロボットが人間の職を奪うというトピックスが取り沙汰されることが多くなってきた。ロボットが行える作業内容が高度化することで、これまで人間が仕事として行ってきた作業をロボットが行えるようになる。特に製造分野においてはロボットの導入が加速しており、製造工程に含まれる単純な繰り返し作業から、確実に人間と同等、場合によっては人間以上の仕事をこなすようになってきている。最近では人工知能の発達が目覚ましく、さらに複雑な行程についてもロボットが取って代わる可能性は大きい。

ただ、それによって人間の労働価値がただ損なわれていく一方かというと、そうではないと筆者は考える。むしろ人間がする作業の価値が高まる分野があるのではないか。それは接客である。人間だからこそ無し得る「あたたかい」「気の利いた」サービスはロボットという存在が生まれることで、その価値が再確認され、見直されるのではないだろうか。

運転以外のサービスが拡大する
例として、自動車の自動運転システムを考えてみる。自動運転は確かに人間の運転に代わるようになるだろう。
無人で動くバスやタクシーのような乗り物が普及し、人間が運転をする環境は徐々に失われることになるかもしれない。ただ、バスやタクシーの運転手は、目的地に人を移動させることだけが業務ではない。バス停で定刻になったとしても、お客様が走ってバス停に向かっているようなら、少し待ってから発車する。妊娠されている乗客がいれば、交通の流れに乗ることよりも滑らかな運転を優先する。バスに運転手がいるからこそ、社内の安全は保たれ、安心して利用できる。タクシーでは運転手が移動中の話し相手になってくれ、ご当地の有用な情報を得られたりもする。

こうした「あたたかい」「気の利いた」サービスは交通手段の価値を高める効果がある。一方でこうしたサービスは一歩誤れば「空気を読めない」と言われてしまう複雑な作業であり、ロボットで実現するのはまだまだ難しいのだ。人間は運転という作業から解放されることで、こうした「あたたかい」「気の利いた」サービスの提供に集中でき、付加価値を高めることができるのではないだろうか?

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