国内の生産及び新車・中古車の販売状況（5月分）

新車の国内4輪車生産状況

2021年5月の国内4輪車生産台数は、表1にあるように合計で50万2,131台（対前年同月比163.3%）と、3ヵ月連続で前年を上回った。

また、5月のメーカー別生産台数は、表2にあるように、ホンダを除いた7メーカーが前年比プラスとなった。

トヨタは国内外共に販売及び生産が好調で、国内生産は20万1,668台（同164.3%）と3ヵ月連続で前年比プラスとなった。

日産も国内外共に販売及び生産が好調で、国内生産は1万5,064台（同116.1%）と3ヵ月連続で前年比プラスとなった。

マツダは国内外の生産が好調で国内生産もこれに引っ張られる形で、国内生産は4万9,660台（同362.6%）と3ヵ月連続で前年比プラスとなった。

三菱は国内外の生産が好調で国内販売も好調で推移するなど、国内生産は2万4,086台（同287.3%）と、2ヵ月連続で前年比プラスとなった。

スバルは国内外の販売及び生産が好調で、国内生産は3万7,671台（同338.9%）と2ヵ月連続で前年比プラスとなった。

ダイハツも国内外の販売及び生産が好調で、国内生産は6万3,561台（同175.3%）と3ヵ月連続で前年比プラスとなり、しかも過去最高を記録した。

スズキも国内外の販売及び生産が好調で、国内生産は5万6,367台（同160.0%）と、3ヵ月連続で前年比プラスとなった。

一方、ホンダは好調だった中国の生産が落ち込み、国内も登録車の販売減が影響したのか生産も減少するなど国内生産は2万3,643台（同50.2%）と1ヵ月ぶりに前年比マイナスとなった。

続いて5月の輸入車新規登録台数は、表3にあるように2万5,993台（同175.5%）と8か月連続で前年比プラスとなった。

国内新車販売状況

5月の国内新車販売状況は、表4にあるように総合計で31万9,317台（同146.3%）と8ヵ月連続で前年を上回った。車種別ではバスを除いて前年比プラスとなった。

メーカー別では、8メーカーすべてが前年を上回った。

登録車のブランド通称名別は、上位からヤリスが1万6,660台、ルーミーが1万1,597台、カローラが7,493台、ハリアーが6,313台、ライズが6,268台と、顔ぶれは若干変わったものの前月に引き続きトップ5をトヨタ車で締めることになった。

また同じく軽自動車は上位からN-BOXが1万4,215台、スペーシアが1万479台、タントが8,049台、ムーヴが7,788台、ハスラーが7,119台と、トップ2は揺るがなかった。

国内中古車販売状況

5月の中古車販売状況は、表5にあるように総合計で28万1,389台（同114.3%）と、4か月連続で前年プラスとなった。一方、車種別ではその他を除いて前年を上回った。

表1：2021年5月の国内4輪車生産台数

（比率を除き　単位：台）（出典：自工会）

表2：2021年4月,5月の主要8メーカーの国内4輪車生産状況

（出典：各メーカー）

表3：2021年4月,5月の輸入車新規登録台数

※すべての数字は乗用車、商用車の合計

※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、日本メーカー車含む

表4：2021年5月の国内新車販売状況

（比率を除き　単位：台）（出典：自販連、全軽自協）

表5：2021年5月の中古車販売状況

（比率を除き　単位：台）（出典：自販連）