自動車リサイクルパーツ

国内のアフターマーケット規模に見る 中古部品の今後の行く末

自動車リサイクル法が施行されてから、一般ユーザーはもちろん、自動車整備業にも広く知れ渡った自動車のリサイクルパーツ。まだまだ知られていないことも多いですが、自動車整備業の方々であれば部品を使う際に中古部品も検討するようになったと思います。10年前に比べて中古部品の市場というのは拡大しております。ですが、今後の保有台数の減少により、一定の年式の車両は極端に部品が減ることが考えられます。他国では製造から時間が経った車両は乗ることが出来なくなるなど、中古部品に対する締め付けも今後は厳しくなることでしょう。

10年前に比べて減少を見せるアフターマーケット市場

2007年の保有台数が7,828万台なのに対し、現在は8,160万台と増えています。では1台当たりの整備費用はと言うと2007年では86,695円に対して現在は77,816円、1台当たりの用品などその他費用は同様に27,160円に対して17,988円となっています。補修費用も年々減少しており2007 年の113,855 円に対して95,804円となっています。見ての通り縮小傾向にあるアフターマーケットですが、車が壊れなくなったという見方もできます。

壊れにくくなった上に事故も減り、ますます整備売上は減ることになる中で、重要になってくるのがリサイクルパーツの存在です。新品や整備売上で利益を上げるには限界も来ることでしょう。今後伸ばすべき部品はやはりリサイクルパーツなのです。

リサイクルパーツを伸ばすには

単価が下がる中で利益を上げるには仕事を沢山取るか、中身を濃くするかしかありません。中身を濃くするのは追加整備であり、コストダウンと利益の取れる部品を使うこと、これは言うまでもありませんが重要なことです。ですが、皆様も理解しているように『中古部品は品質も安定しないし在庫も安定しないからな』と思うでしょう。確かそうですが、お客さまに時間そしてお金を使っていただく上で、最善を尽くしているかを今一度考えてみてください。提案の仕方次第では中古部品に流れる場合もあると思います。

ということで次回は一般ユーザーに向けた中古部品の販売方法について触れていきたいと思います。日常的に利用している方もそうでない方もご参照いただければと思います。

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