NGP日本自動車リサイクル事業協同組合第11回通常総会

NGP第11回通常総会

第11回通常総会・第29回懇親会特集

グループ創立から29年、協同組合としては12年目を迎えた、リサイクル部品販売団体の大手であるNGP日本自動車リサイクル事業協同組合。今回の通常総会では、悲願であった部品売上500億円を達成した長谷川利彦理事長の任期満了に伴う役員改選が行われ、4代目の理事長として佐藤幸雄氏(株式会社共伸商会 代表取締役)が就任した。

本総会での所信表明では、長谷川 前理事長への謝辞を述べると共に、歴代理事長の功績に負けないよう、新役員との強い結束力を以って組織を牽引すると表明した。
そこで今回の特集では、新体制を迎えた同組合の今後の展開並びに、懇親会で寄せられた来賓の祝辞などを紹介する。

共同記者会見

恒例の共同記者会見では、佐藤 新理事長が抱負を語ると共に、以下の項目について質問が寄せられた。

① 500 億円達成の要因

一番の要因は毎週のように会議を開いた、支部理事・役員、そして小林副理事長が音頭を取って、頑張ってくれたおかげである。昨年からもかなり増産はかけていたため、在庫がダブつくなどの弊害もあったが、そういった点は毎月のプロジェクトミーティングで、今までは500億円という数字は掲げていながら、その数字を着実に見つめ合うことが薄かったので、今回は毎日今まで以上に数字を意識して見てもらったことが大きい。

自ずと、「隣の会社は目標に行っているのに、ウチは行っていない」というように、社員レベルまで落としたプロジェクトなので、その辺りの一致団結が結果に表れた。おそらくパイはさほど変わっていないと思うが、修理工場個社のNGPで買う比率が上がったのだと思う。

② 海外戦略プロジェクト

今後、企業提携を図って、東南アジア、ロシア、南米といった地域を仕向地として、本年度には実現したい。今、一番のテーマはNGPダイレクトを海外バイヤー向けに再開発したいというのが、本プロジェクトのベースである。

提携型で取り組む部分と、組合員がバイヤーとやり取りしているものをシステマチックに展開するというのが、海外プロジェクトのもう1つの大きな目的である。現状でも英語バージョンはあるが、これをリニューアルすれば、組合員がバイヤーとやり取りしているマーケット創造がさらに広がるのではないか?ということで検討を進める。当初は手挙げ方式で、まずはできる組合員から始めて、その結果、確立できるようであれば全体として取り組みたい。

③ スキャンツールの配布・研修について

今回、500億円を達成したことにおいて、長谷川 前理事長の英断でスキャンツールを全組合員(141社)にプレゼントした。次世代自動車向けのスキャンツールは、既に3割ぐらいの組合員が導入していたが、やはり品質確保の観点より、また機能部品の生産をいかに上げるかということを含めて決断した。配るだけではなくて、あいおいニッセイ同和自動車研修所協力の下、より具体的なスキャンツールの活用ということで、プリウスの実車を使っての研修を開催する。
生産していない会社にも送っているが、小さな認証工場だと持っていない所もあるので、貸し出しもできるということで、メリットはあるはずだ。

④ 水害対策の進捗状況と今後の見通し

9月19日に現地対策本部を開設した。その前から現地入りして、ヤードを押さえたりしていて、実際にヤードを起こしたのが9月19日である。
現在の進捗状況としては、10月17日に常総のヤードを閉鎖。
また、栃木県の小山ヤードでは、ヤードにある車を組合員の会社に振り分けている状況。

引き上げ台数は約1,200台、被災車両が総数6,000台と言われているので比率としては約20%に当たり、特に被害が酷かった常総地区での引き上げ活動の中では比率でいえば№1ではないかとのこと。

佐藤幸雄理事長 所信表明

第12期(平成27年度)のテーマ「創造開来」

リサイクル業界は、2005年の自動車リサイクル法施行以降、着実に前進しています。しかし、近年には使用済み自動車の年間排出台数が市場規模縮小と共に下方傾向へと向かいます。また、今年の自動車リサイクル法制度の評価・検討においては、各損害保険会社におけるリサイクル料金の取扱いに大きな指摘がありました。一方、自動車保険料率改定以降の影響では、自費修理選択による保険請求放棄事案の増加を受け、リサイクル部品利用機会は増加する傾向にあります。

我々はこの機をチャンスと捉え、ベルマーク付NGPギャランティーシールの存在価値を広げ、NGPブランドの一層の認知向上に取り組まなければなりません。損害保険会社及び自動車整備事業者との着実な提携戦略を前進させることがNGPグループの発展に不可欠なことであります。

私が担当するこれからの4年間は、これらの諸問題に立ち向かう組織体制の再構築が必要であると認識しています。NGPグループ戦略を遂行する上で、NGP理事会・委員会は無論のこと、将来に立ち向かう次世代経営陣の人材育成も最重要課題であります。

さらにNGPグループ本部が担う役割は、NGPグループ戦略の成果に直結する、極めて重要な機能と思っております。
最優で強いNGPグループ戦略集団へと早期に成長させることが、他グループとの競争に打ち勝つ基盤であると認識しています。
これらにより、将来に向けて「次世代NGPへの新創造構想の実現」を中期的組織方針とし、「新しい時代に向けてNGP新創造改革を行い、最優で強いNGPグループ本部及び最優で地域№1の選ばれる組合員会社となる」ことを中期経営計画に掲げ、当期スローガン「創造開来」の活動をスタートいたします。

以上を今期事業基本計画の骨子といたしますが、各委員会活動計画が示す諸事業も着実に進めてまいります。
最後に、諸先輩たちの作り上げたNGP一致団結精神を忘れることなく、新しいNGPグループへの飽くなき挑戦を、皆さんのご協力を得ながら推進してまいります。
NGP組合員1社1社の成長の結集が、諸事業の成功に不可欠であることを自覚していただき、NGP魂を持って組合活動にご参加頂きたくお願い申し上げます。

★事業計画骨子

会議=組織活性化の場と位置づけ魅力ある組織作りにより新規会員を獲得
組織指導委員会 藤村博志 委員長

必須研修会を従来以上に充実させ自ら考えて行動できる社員を育成する
教育委員会 岩井悟朗 委員長

日々変化するニーズに対応する研修会の企画立案・実施を様々な方面から検討
研修委員会 堀川健志 委員長

生産登録の方法、検索結果の表示方法を大改革 登録と同時に外国語データを生成
システム委員会 牛場健次 委員長

システム委員会との連携で大幅なシステム改修NGPブランド向上のための各種ツールの検証
商品管理委員会 鈴木博文 委員長

ホームページの刷新及び活用推進店の更新ラジオCM等による廃車王への誘導・仕入拡大
総務広報委員会 杉之間大和 委員長

ISO14001及び9001のW取得の推進エネルギー消費量・CO2削減数値の継続集計
環境委員会 胡 定晃 委員長

リターナブル資材の返却運賃の維持海外へのパーツ販売拡大の模索
流通委員会 増田嘉久 委員長

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