資源マーケット

資源マーケット情報 10月~11月

鉄スクラップ

鉄スクラップの10月市場は、海外市況の下落の中も大勢としては、軟調様子ムードでの展開が続いた。国内の鉄スクラップの供給面についてみると、建設工事の遅れに伴った解体物の減少、工場発生の低下などから、市中問屋ヤードの入荷は、前年水準を下回る状況にあるとされている。こうした発生の低下と為替相場の円安ドル高の進行が、鉄スクラップ市況を下支えするファクターとなってきている。

10月中旬には、関東鉄源協同組合の輸出落札価格が、前回比1080円の値下がりとなったが、東京製鉄は炉前価格を据え置きとした。

月替わり11月1日から、東京製鉄は、炉前購入価格をトン当たり500円引き下げている(宇都宮工場のダライ粉類は1000円値下げ)。田原工場は海上・陸上特級5万500円、名古屋サテライトは陸上特級4万9500円、岡山工場は海上・陸上特級5万500円、九州工場は海上・陸上特級5万500円、宇都宮工場は陸上特級5万500円、高松鉄鋼センターは陸上特級4万7500円としている。

アジア向けの鉄スクラップ輸出船積みルートについてみると、関東鉄源協同組合の10月12日の輸出テンダーにおいて、落札平均価格はトン当たり5万236円で前月比1080円の値下がりとなった。

海外市場においては、指標となっているトルコ向けの輸出市況は、上旬にはCFR354~357ドルまで下落した。米国のコンポジットプライスは、320ドルまで横ばいが続いた。

日本からのアジア向け鉄スクラップ輸出船積みについては、主要仕向け先である韓国、ベトナムでは鉄鋼、鉄スクラップの需要は減少の傾向にある。

粗鋼生産

9月の全国の粗鋼生産は702万500トンで前年同月比1・7%減少となり、前年同月比では2ヵ月連続の減少となった。粗鋼生産を炉別にみると、転炉鋼は514万3600トンで前年同月比0・1%増加となり2ヵ月ぶりの増加、電炉鋼は187万6900トンで同比6・2%減少となり14ヵ月連続の減少となっている。

非鉄金属

非鉄金属についてみると、10月の銅地金価格は、上下動が続く状況となった。10月2日からは2万円上げて128万円とした。その後についてみると、10月4日から4万円下げて124万円、10月6日から2万円下げて122万円とした。10月12日より1万円上げて123万円、10月19日より1万円上げて124万円、10月25日より1万円上げて125万円とした。月替わり11月1日からは2万円上げて127万円とした。米国の金融政策、中国経済の動向が、注目される中で、海外相場は、乱高下を続いてきている。国内における非鉄金属リサイクル原料の需要は低下してきており、環境は厳しいものとなっている。

[再生資源市場]

[再生資源市場]
※鉄スクラップ2023年5月2023年6月2023年7月
東京製鉄47,000円(5/11)48,500円(6/10)50,000円(7/12)
関鉄源輸出46,173円(5/10)48,167円(6/9)49,740円(7/11)
※銅
LME銅 8,082ドル(5/26)8,367ドル(6/28)8,430ドル(7/25)
国内銅119万円(5/29)126万円(6/28)126万円(7/25)
※鉄スクラップ2023年8月2023年9月2023/10~11月
東京製鉄51,000円(8/23)50,000円(9/2)50,000円(11/1)
関鉄源輸出49,799円(8/9)51,316円(9/12)51,316円(10/12)
※銅
LME銅8,358.5ドル(8/25)8,107ドル(9/26)8,295ドル(10/27)
国内銅127万円(8/25)126万円(9/26)125万円(10/27)

[鉄鋼]

2023年9月
粗鋼生産計702万0,500トン(前年比1.7%減 )
転炉鋼514万3,600トン(前年比0.1%増 )
電炉鋼187万6,900トン(前年比6.2%減 )
小形棒鋼61万2,200トン(前年比2.1%減 )
H形棒鋼28万7,200トン(前年比1.7%減 )
9月新設住宅着工戸数6万8,941戸(前年比6.8%減 )
2023年9月
粗鋼世界計1億5,260万トン(前年比1.5%減  )
中 国8,640万トン(前年比5.6%減   )
インド1,190万トン(前年比18.2%増   )
アメリカ700万トン(前年比2.6%増  )
韓 国560万トン(前年比18.2%増  )
ロシア640万トン(前年比9.8%増  )
トルコ280万トン(前年比8.4%増  )

[電炉製品]

東京製鉄(10/16)
異形棒鋼(D13~25)98,000円(前月比 横ばい)
 H形鋼(中幅)127,000~142,000円(前月比 横ばい)

 

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