国内の生産及び新車・中古車の販売状況（12月分）

国内の生産及び新車・中古車の販売状況（12月分）

新車の国内4輪車生産状況

2021年12月の国内4輪車生産台数は、表1にあるように合計で70万9,365台（対前年同月比94.5%）と、5ヵ月連続で前年を下回ったまた、12月のメーカー別生産台数は、表2にあるように、トヨタ、ホンダ、ダイハツの3社が前年を上回った。

トヨタは海外生産が過去最高を記録し、それに引っ張られる形で国内生産も26万760台（同103.2%）と5ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

ホンダは国内販売が先月に引き続いて好調で、国内生産は6万6,411台（同108.0%）と2ヵ月連続で前年比プラスとなった。

ダイハツも登録車の国内生産が全体を牽引し、国内生産は8万4,985台（同101.0%）と2ヵ月連続で前年比プラスとなった。

一方、日産も国内外で販売・生産共に振るわず、国内生産は2万9,662台（同51.6%）と4ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

マツダもCX-5、CX-9の生産こそ好調だったものの、国内生産は7万8,104台（同99.5%）と6ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

三菱はタイ、インドネシアの生産こそ好調だったものの、国内生産は2万5,627台（同78.0%）と、9ヵ月ぶりに前年比マイナスとなった。

スバルは半導体使用部品の需給ひっ迫の影響で、国内生産は4万3,794台（同74.3%）と6ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

スズキは東南アジアでの部品供給不足により、国内生産は8万178台（同87.0%）と、7ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

続いて12月の輸入車新規登録台数は、表3にあるように2万9,103台（同79.8%）と3か月連続で前年比マイナスとなった。

国内新車販売状況

12月の国内新車販売状況は、表4にあるように総合計で33万6,437台（同88.6%）と6ヵ月連続で前年を下回った。一方、車種別でもすべての車種で前年比マイナスとなった。

メーカー別では、マツダとダイハツのみが前年を上回った。

登録車のブランド通称名別は、上位からヤリスが1万6,907台、カローラが1万1,841台、ルーミーが9,864台、アクアが9,001台、ノートが7,740台と、多少の変動こそあれトップ5の顔ぶれは変わらず。

また同じく軽自動車は上位からN-BOXが1万3,439台、タントが1万650台、ムーヴが9,009台、ワゴンRが7,027台、スペーシアが5,727台とムーヴがトップ5に返り咲いた。

国内中古車販売状況

12月の中古車販売状況は、表5にあるように総合計で29万1,228台（同92.4%）と、6か月連続で前年マイナスとなった。車種別では今月も普通貨物及びバスを除くすべての車種で前年を下回った。

表1：2021年12月の国内4輪車生産台数　（比率を除き　単位：台）

（出典：自工会）

表2：2021年11月,12月の主要8メーカーの国内4輪車生産状況

（出典：各メーカー）

表3：2021年11月,12月の輸入車新規登録台数

※すべての数字は乗用車、商用車の合計　　※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、日本メーカー車含む

表4：2021年12月の国内新車販売状況　　（比率を除き　単位：台）

（出典：自販連、全軽自協）

表5：2021年12月の中古車販売状況　　（比率を除き　単位：台）

（出典：自販連）