抹消登録台数　2021年10月

2021年10月の各抹消台数は、まとまった傾向もない三者三様の結果となった。

輸出抹消は、対前年がプラス5.3%、対前月がプラス8.9%と、対前年・対前月共にプラスとなった。このところ対前年で前年超えを記録し続けているものの、累計ではわずかながらも前年割れとなっている。とはいえ、わずか0.5%のマイナスなので、このところの勢いからすれば翌月には案外、前年超えに転じているのではないだろうか。

一方、永久抹消及は対前月こそプラス21%と前年超えだったものの、対前年はマイナス19.1%と対照的な結果となった。車の買い替えを検討していたものの、コロナ禍による収入減で見送らざるを得なくなり…といったケースが昨年よりも今年、前月よりも当月に一層顕著に表れたといったことが考えられるが、はたして？

3項目の中で一番割を食ったのは一時抹消である。対前月はマイナス7%、対前年に至ってはほぼ倍の減少幅であるマイナス15.5%となっている。とはいえ、累計では唯一前年超えを記録しているなど、なかなかつかみ所がない。たしかに永久抹消よりも前年割れを起こした月は少ないため、この辺りが現在も前年超えを続ける累計に繋がっているのだろう。

※本年の1～12月（最下段右から2列目）は10月までの累計台数で、前年比は当該累計台数の前年同期比となっている。（出典：自販連）