全国軽自動車協会協会連合会(全軽自協、会長:赤間俊一)は令和8(2026)年7月1日、6月の軽自動車新車販売速報をまとめた。新車新規検査台数(トレーラー等を除くナンバーベース)は145,312台・前年同月比0.2%減となり、3か月連続のマイナスとなった。一方、令和8年上期(1〜6月)の累計は856,776台・前年同期比1.3%増と、上期としては2年連続のプラスを維持している。
乗用車は3か月ぶりプラス、貨物車は3か月連続マイナス
車種別に見ると、乗用車は112,496台(前年同月比0.6%増)となり、3か月ぶりにプラスへ転じた。一方、貨物車は32,816台(同2.9%減)で3か月連続の減少となっている。
貨物車の内訳では明暗が分かれた。ボンネットバンは2,534台(同17.3%減)で9か月連続の減少が続く一方、キャブオーバーバンは16,857台(同3.8%増)と2か月連続のプラスを記録した。トラックは13,425台(同7.5%減)で3か月連続の減少となっている。
■ 6月の車種別販売台数(前年同月比)
- 乗用車:112,496台(100.6% /3か月ぶり増)
- 貨物車:32,816台(97.1% /3か月連続減)
- うちボンネットバン:2,534台(82.7% /9か月連続減)
- うちキャブオーバーバン:16,857台(103.8% /2か月連続増)
- うちトラック:13,425台(92.5% /3か月連続減)
メーカー別 ダイハツが2桁減、ホンダ・日産は好調維持
メーカー別では、台数トップのスズキが48,373台(前年同月比100.5%)とほぼ前年並みを維持した一方、2位のダイハツは42,553台(同89.2%)と2桁の減少となった。
好調が目立ったのは日産とホンダで、日産は17,050台(同121.8%)、ホンダは25,228台(同113.4%)といずれも前年を大きく上回った。三菱は6,584台(同95.4%)とほぼ横ばい、マツダは2,598台(同99.9%)で前年並みだった。
一方、スバルは1,025台(同58.4%)と台数・比率ともに大きな落ち込みとなり、トヨタも1,886台(同84.5%)と前年を下回った。
上期累計は2年連続プラス 貨物車の伸びが牽引
令和8年上期(1〜6月)の累計販売台数は856,776台・前年同期比1.3%増となり、上期としては2年連続のプラスとなった。内訳を見ると、乗用車は660,458台(同0.5%減)と2年ぶりの減少となった一方、貨物車は196,318台(同7.9%増)と2年連続のプラスを記録し、上期全体の伸びを支えた形だ。
貨物車の内訳では、ボンネットバンが15,716台(同10.1%減)で3年連続の減少となっているのに対し、トラックは84,402台(同27.0%増)と2年連続で大きく伸びている。キャブオーバーバンは96,200台(同1.7%減)で2年ぶりの減少となった。
POINT:上期の貨物車は「トラック大幅増・ボンバン継続減」という構図が固定化しつつある。軽トラックは物流・農業・建設など幅広い実需に支えられており、整備事業者にとっても点検・部品交換需要の見込める層として引き続き注目したい。
整備現場への影響は
単月では3か月連続のマイナスとなったものの、下げ幅は0.2%とごく小幅にとどまり、乗用車は3か月ぶりにプラスへ転じるなど、底堅さも見え始めている。上期累計で見れば貨物車を中心に前年を上回るペースが続いており、特に軽トラックの伸びは、稼働率の高い商用車の点検・整備需要の裾野を広げる材料となりそうだ。
一方で、ボンネットバンの落ち込みは9か月連続と長期化しており、該当車種を多く抱える事業者は代替需要の掘り起こしなど、車種構成の変化を見据えた対応が引き続き求められる。
(出典:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会「令和8(2026)年6月 軽自動車新車販売速報」令和8年7月1日発表)


