自社の理念を明確に打ち出せ

引っ越し業界に学ぶ

自動車整備業の接客対応術50 引っ越し業界に学ぶ

大阪の引越し専門会社の株式会社サカイ引越センターが「べんきょうしまっせ引っ越しのサカイ~」とインパクトのあるTV広告を打って売上を伸ばした背景には、お客様が、そこまで宣伝するなら同業者よりも安いだろうと思い込んだことと、社名が印象に強く残ったことにあります。

引っ越し業界は、お客様にとって面倒なことを商品として開発し、「荷造り不要」電話移設手続きなどの移転に伴う面倒を解消する「代行商品」を開発するなど、徹底した顧客志向の経営を展開しています。お客様相手の業界では、自社の特徴、すなわち、お客様に対してどのような理念の元に事業を展開しているのか、どのような商品サービスを提供するのか、その商品サービスによってお客様は何を得するのかを発信しなければなりません。

サカイ引越センターは、「勉強しまっせの価格」を訴求することでお客様に有益な存在であることを発信しています。一方、引っ越し業界の先駆けとなったアート引越しセンターは、「荷造りご無用の便利」を訴求することでお客様に有益な存在であることを発信しています。

同じ引っ越し業界で競い合う二社のお客様に対する姿勢は、お客様にはっきりと見えています。このように同じ業界でも差別化して、自社の「理念」に基づく「商品」「行動」そしてお客様の「利便」を明確に発信することが経営の発展の為に必要です。