一つひとつの仕事を丁寧に

車検入庫のご案内

お客さまが言いました。
―汚れたツナギでそのままお客様の車に乗るのはどうかと思います。

―わざわざ工場の見える席に案内されました。それなのに窓は汚れて曇り、工場は薄暗く整頓もされていません。自分の車が安っぽく見えてきました。だったら、見せなければ良いのにと思いました。

―作業説明、報告の時には笑顔もなかった。目も合わせなかった。事務的で、取り敢えず早く終わらせようとしているように感じました。

身だしなみ、3S(整理・整頓・清掃)、接客マナー。誰もが知ってる基本中の基本。 そうさ、いつも汚いわけじゃない。綺麗な時もちゃんとある。いつも悪いわけじゃない。良い時だってちゃんとある。いつも出来てないんじゃない。出来てる時もちゃんとある。

でも、あの日は時間がなかったから、ツナギを着替えられなかった……。あの時期は忙しかったから、掃除ができずに汚れていった……。あの頃は余裕がなかったから、笑顔を出せない日々が続いた……。たまたまなのです。タイミングが悪かっただけ。そこまで手が回りませんでした。そこまで気が回りませんでした。

だけど、やるべきことはやっていますよ。整備はきちんとしっかりやっていますよ。点検は漏れなくバッチリやっていますよ。本当にしっかりバッチリやっていると言い切れますか?お客さまの立場で考えよう。お客さまには分からない。しっかり整備されたかどうか。バッチリ点検されたかどうか。

整備が大事、点検が大事。お客さまにはできないことだから。お客さまには分からないことだから。見えないところだからこそしっかりと。それを丁寧に仕上げることこそ、我らの仕事。

だけど、残念。それだけが我らの仕事ではない。お客さまから見える一つひとつ、一挙手一投足全てが我らの仕事。一つひとつの仕事を丁寧に。直接お客さまに接する、見えるところを丁寧に。できることをひとつずつ徹底していこう。

ツナギの汚れは小まめにチェック。ピシッと着こなすことを第一に。工場の整頓・清掃も揺るぎなく。それぞれの身の回り、持ち回りから。報告ひとつを笑顔から。安全安心をお客様に届けけてこその我らの仕事。

何が難しいことだろう。整備技術を習得することに比べれば。一台一台の状態に合わせたメンテナンスをすることに比べれば。一つひとつの仕事を丁寧に。

written by 窪谷隆志
自動車事業本部 部長

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