高速道路パーキング

顧客教育と固定客化

車離れしていない一部の層

先日、第三京浜から首都高速道路に入り大黒パーキング、辰巳パーキング、芝浦パーキングに立ち寄った。各々のパーキングに集まるカーユーザーは毛色が若干違った。大黒は一昔前のVIP系や暴走族風の方々、辰巳はどちらかというとラッピングカー(痛車)や子供連れのファミリー層、芝浦はバリバリの走り屋さんや学生さん、といった具合だ。逆に共通点として、金曜日の夜ということもあってか、どこも賑やかであった。

自動車産業の衰退とよく聞くが、実際はこのように細々と各々楽しんでいる人達がいる。嬉しく思うところだ。ということもあってか、東京の首都高速を走っている若者たちにインタビューをしてみた。

Q: 車をどこで買いましたか

A: オークション 40%
ディーラー 25%
近所の自動車屋 20%
先輩から貰った 5%
その他 10%

Q: 車検や整備をどこに出しますか

A: 信頼できるショップ 50%
購入した所 20%
自分でやる 10%
ガソリンスタンド 10%
とにかく安いところ 10%

というアンケート結果が出た。協力していただいた方はみな車が好き、という共通点を持っていた。こういった層をメインに取り扱っている工場(カスタムショップ)は自社のファンをうまく教育できているといえる。自社の技術を惜しみなく投入したマシンをユーザーに提供する。そしてユーザーは満足して対価を払う。素晴らしいビジネススタイルだ。何より付加価値創造が出来ている。顕在的な欲求はもちろん潜在的な欲求も押さえている。

欲しい人に欲しいものを売るのは簡単だがそれだけではダメ

元々欲しい人は、乱暴に言えば金に糸目をつけない層だ。しかしそれだけに欲しいサービスを提供するだけでは固定客にするのは難しい。普通のユーザーよりもこだわりが強いので、仕事に付加価値をつけないと固定客にはならない。
一般的な整備を行っている工場も同じだ。整備や車検など、必要だから入庫しているだけのユーザーをいかに固定客化させるかは、満足の上をいく大満足があるかどうかによる。当たり前のことだが、固定客を作る道に形態や業種は関係ない。