新車販売台数

国内の生産及び新車・中古車の販売状況(2020年12月)

新車の国内4輪車生産状況

2020年12月の国内4輪車生産台数は、表1にあるように合計で75万942台(対前年同月比103.5%)と、再び前年を上回った。

また、12月のメーカー別生産台数は、表2にあるように、日産と三菱の2社を除く6社が対前年プラスとなり、回復はさらに進んだようだ。

トヨタは北米・欧州・日本・中国での販売・生産が好調で、国内生産も25万2,698台(同106.3%)と4ヵ月連続で前年比プラスとなった。

ホンダも海外生産、アジア生産、中国生産が過去最高を記録。国内生産もその一翼を担うなど6万1,486台(同121.2%)と4ヵ月連続で前年比プラスとなった。

マツダもCX-3、CX-5、MAZDA3の生産が乗用車の生産増を牽引し、国内生産は7万8,490台(同108.8%)と2ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

スバルはレヴォーグ等の生産が好調で、国内生産は5万8,964台(同102.1%)と2ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

ダイハツも軽自動車が好調で国内生産は単月で過去最高を記録するなど、8万4,110台(同107.4%)と2ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

スズキはインド生産が単月で過去最高を記録するなど、世界生産も同じく過去最高を記録。それに追随する形で、国内生産も9万2,110台(同114.6%)と、2ヵ月ぶりに前年比プラスとなった。

一方、日産は海外生産は15ヵ月ぶりに前年比プラスとなったものの、国内生産は5万7,468台(同93.9%)と22ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

三菱も国内販売は2ヵ月ぶりに前年比プラスとなったものの、国内生産は3万2,847台(同63.1%)と、9ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

続いて12月の輸入車新規登録台数は、表3にあるように3万6,455台(同110.9%)と3か月連続で前年比プラスとなった。

表1:2020年12月の国内4輪車生産台数

車  種当月(A)前年(B)A/B(%)20年累計19年累計対比(%)
普通乗用車405,215397,716101.9%4,192,7675,317,16578.9%
小型乗用車119,634111,172107.6%1,410,0111,538,38091.7%
軽乗用車128,028113,112113.2%1,357,6331,473,58592.1%
小  計652,877622,000105.0%6,960,4118,329,13083.6%
普通トラック38,15637,761101.0%402,987492,70081.8%
小型トラック19,55721,47491.1%254,085293,00386.7%
軽トラック34,84833,401104.3%377,970433,15187.3%
小  計92,56193,62298.9%1,035,0421,218,85484.9%
バ  ス5,5049,67856.9%69,725122,68256.8%
総 合 計750,942725,300103.5%8,065,1789,670,66683.4%

(比率を除き 単位:台)(出典:自工会)

表2:2020年11,12月の主要8メーカーの国内4輪車生産状況

メーカー11月生産台数(対前年同月比)12月生産台数(対前年同月比)2020年累計台数(対前年比)
ト ヨ タ298,968台(108.5%)252,698台(106.3%)2,922,605台(85.6%)
日  産52,110台(80.1%)57,468台(93.9%)509,224台(63.0%)
ホ ン ダ64,843台(122.5%)61,486台(121.2%)729,500台(86.5%)
マ ツ ダ78,204台(96.2%)78,490台(108.8%)747,033台(73.9%)
三  菱36,542台(67.8%)32,847台(63.1%)396,996台(64.1%)
ス バ ル58,503台(91.8%)58,964台(102.1%)570,416台(92.2%)
ダイハツ70,791台(82.1%)84,110台(107.4%)910,686台(95.5%)
ス ズ キ88,065台(99.1%)92,110台(114.6%)680,212台(97.7%)

(出典:各メーカー)

表3:2020年11,12月の輸入車新規登録台数

11月新規登録台数(対前年同月比)12月新規登録台数(対前年同月比)
輸入車総計31,927台(119.2%)36,455台(110.9%)

※すべての数字は乗用車、商用車の合計

※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、日本メーカー車含む

国内新車販売状況

12月の国内新車販売状況は、表4にあるように総合計で37万9,884台(同110.2%)と3ヵ月連続で前年を上回った。車種別でもバスを除いて前年比プラスとなった。

メーカー別では、7メーカーが前年を上回った。

登録車のブランド通称名別は、上位からヤリスが1万7,198台、ライズが8,912台、ルーミーが8,792台、ハリアーが8,128台、アルファードが7,962台と3ヶ月連続でトップ5がすべてトヨタ車となった。

また同じく軽自動車は上位からN-BOXが1万3,427台、スペーシアが1万747台、タントが9,574台、ムーヴが8,733台で、ルークスが7,987台と、前月と同じ順位となった。

表4:2020年12月の国内新車販売状況

車  種当月(A)前年(B)A/B(%)20年累計19年累計対比(%)
普通乗用車128,374112,741113.91,356,1631,586,34285.5
小型乗用車82,32282,024100.41,122,6691,235,54490.9
小  計210,696194,765108.22,478,8322,821,88687.8
普通貨物車14,71813,594108.3160,678182,39188.1
小型貨物車17,72417,609100.7231,683267,00786.8
小  計32,44231,203104.0392,361449,39887.3
バ  ス61598362.69,33413,58668.7
登録車合計243,753226,951107.42,880,5273,284,87087.7
軽自動車136,131117,917115.41,718,0001,910,26489.9
総 合 計379,884344,868110.24,598,5275,195,13488.5

(出典:自販連、全軽自協)

 

国内中古車販売状況

12月の中古車販売状況は、表5にあるように総合計で31万5,197台(同107.4%)と、3か月連続で前年プラスとなった。一方、車種別ではバスを除いて前年を上回った。

表5:2020年12月の中古車販売状況

車  種当月(A)前年(B)A/B(%)20年累計19年累計対比(%)
普通乗用車159,076145,073109.71,898,6161,885,765100.7
小型乗用車115,815109,372105.91,443,8891,485,33997.2
小  計274,891254,445108.03,342,5053,371,10499.2
普通貨物車14,13014,025100.7169,904168,465100.9
小型貨物車18,58217,505106.2226,298213,975105.8
小  計32,71231,530103.7396,202382,440103.6
バ  ス88296391.612,19412,87994.7
そ の 他6,7126,587101.980,12775,265106.5
総 合 計315,197293,525107.43,831,0283,841,68899.7

(出典:自販連)

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