2012年のリサイクル業界展望①

激動の1年が明け、新しい年が始まった。昨年の代表的な出来事を1つ挙げろと言われて、真っ先に思いつくのがやはり東日本大震災ではないだろうか。その影響は単に被災地だけに止まらず、日本の経済活動全体にも及び、基幹産業である自動車産業にも大きな打撃を与えたのは記憶に新しいところだ。
もちろん、業界の一端を担う我々リサイクル業界にも、その影響は広く及んだ。被災地に1台でも多くの走れるクルマを届けようという機運から、修理需要が伸びリサイクル部品が売れた。
反面、廃車の中でも、まだ走れるクルマ、修理をすれば走れるクルマが、すべて被災地へと向かったせいなのか、入庫車両の減少が日本全国で見られた。
社会全体としては、震災復興に向けての1年となることが予想されるが、果たしてリサイクル業界の2012年はどう展開していくのだろうか? 今月・来月と2回に渡り、関係者のコメントを年頭所感の形で紹介する。今回は関係省庁を中心にご登場いただいた。

 

経済産業省製造産業局自動車課自動車リサイクル室
室長  波留 静哉