リサイクル

NGP日本自動車リサイクル事業協同組合第10回通常総会・第28回懇親会特集

ご来賓挨拶

斉藤鉄夫氏
衆議院議員 公明党 幹事長代行

NGPは大石名誉顧問の理想を掲げて、約30年前にスタートされました。代々の理事長さん、会長さんが本当にご努力をされて、理想的な循環型社会の構築に向けてご努力をされている姿、私も環境大臣の時に勉強させていただいて、生涯、一緒に勉強していこうと心に誓いました。
今はいわゆる成長の限界、また低床社会という言葉が言われるようになりました。地球上の全員が日本人並みの生活をしたら、地球が2.8個必要で、アメリカ人並みの生活をしたら5個ぐらい必要があるという説もあるぐらいでございます。
一方で経済成長なしで、日本の今の繁栄、また社会保障や生活レベルを維持していけないことも厳然たる事実でございます。

この2つの間に横たわっている谷を渡る橋は何か?これはいわゆる環境技術による、地球の資源を使わない循環型社会を構築していく以外ないわけでございます。これは経済学が証明しております。
皆さま方は、その最先端にあって、循環型社会の構築にご努力をされていることに、心から敬意を表する次第でございます。私も循環型社会の構築に向けて、皆さま方と一緒に頑張っていきたいと思います。

金澤 信氏
経済産業省 製造産業局自動車課 自動車リサイクル室長

NGP日本自動車リサイクル事業協同組合におかれましては、業界のリーダー的な存在として、これまでもISO9001の取得、組合員の皆さま方の様々な品質向上への取り組み、ギャランティーシールの貼付など、業界に先駆けて取り組んでいらっしゃいました。改めてこれらの事業、努力に敬意を表したいと思います。

さらに業界内では、リサイクル関連業界が色々ございます。日本ELVリサイクル機構また日本自動車リサイクル部品協議会、様々な業界団体との連携を図っていただいて、課題を抱えた時にぜひ皆さま方の力で突破していただきたいと思います。
自動車リサイクル法、思い出しますと、ちょうど10年前に施行させていただきました。これはもちろん関係の皆さまのご努力があっての制度だと思っております。
そうはいいましても、この自動車リサイクル制度の施行状況また、評価・検討というものを開始させていただきます。今後、11月には長谷川理事長にもご出席いただき、業界の取り組み、また今後の方向性、あるべき姿、ぜひぜひ皆さまの取り組みの中で、色々とご提案いただければと思っております。

上野 晋氏
あいおいニッセイ同和損害保険㈱ 取締役専務執行役員

今年はNGPと弊社が提携を開始させていただいてから15周年という節目の年に当たります。15年の提携を経て、今や商品開発部門、損害調査部門、営業部門においてNGPさまは、なくてはならない存在でありまして、今後もこの関係は不変であると確信いたしております。

私ども損害保険業界におきましては、自動車保険の損害率の改善が大きなテーマとなっております。このような状況の中では、リサイクル部品の活用がカギであると各社は考えております。

また、皆さまご存じの通り、2012年10月より自動車保険のノンフリート等級制度が改定され、事故により保険を使用された方が翌年の保険料が高くなってしまうことから、保険を使用しない、いわゆる自費修理を選択されるお客さまが増加してきております。これにより自動車リサイクル部品の重要性は、従来にも増して一層高まってくるものと考えられます。
また、環境問題の取り組みは、企業において今や大命題となっておりますけれども、その意味におきましても弊社はNGPとの提携関係を一層強固なものにしていかなければならないと考えております。

窪田泰彦氏
ほけんの窓口グループ株式会社 代表取締役会長兼社長

今や英語になっています「モッタイナイ」、もったいないということと物を大切にすることは、日本人の精神文化の高さなのです。この問題ともう一つが環境問題なのです。この2つに本当に共感しています。

だからこそ「中古部品」なんて言葉はやめよう、中古なんていう言葉は全く当てはまらないと思います。クルマはご存じのように目的を果たさなくなりますと、廃車にするわけですけれども、使える部品は山ほどあります。それを再生して、新車に劣らない部品としての機能を果たす。その当たり前のことを当たり前にビジネスにされたのがNGPの皆さんです。

私どもが24時間ロードサービスを考え出した後、NGPの皆さんと議論したのは、最低250万点の部品を常にキープして、1日半で北海道から沖縄まで、どこでもその部品が届くというネットワークを整備しようということでした。
私は保険会社に40年おりまして、また今の保険会社でNGPと同様にあしながおじさん奨学金を通じて社会貢献しています。そういう共通点を持って、また皆さんと一緒にやっていきたいと思っております。

馬場 茂氏
日本自動車車体整備協同組合連合会 会長

組合員各位のすばらしい品質管理の下、ご提供いただける商品がありながら、我々はエンドユーザーへの接客がまだまだ十分にできておらず、非常に心苦しいところです。特に保険外の維持修理の時に、いかにエンドユーザーに喜んでいただけるような決着ができるか、提供する側のクオリティが高いだけに、それを何とかうまくエンドユーザーにご提供できないか、常々考えております。

また、このところ女性ユーザーが増えておりますが、男性ユーザーと違う金銭感覚を持っています。そういった女性ユーザーに対して、我々が「純正パーツを使うとこれぐらいの金額、しかしリサイクルパーツを使うと約半分の金額です」といった提案をなかなかできておりません。これから我々は、こういった提案をできるように周知徹底していかなければ、NGPさんも稼働できません。当然のことのように部品も出していただけません。
一方で、自動車の電子化が進んでいます。ドアを外しただけでもスキャンツールを使ってのチェックをしなければなりません。そういった技術情報の提供を含めまして、良い商品の提供をお願いしたいと思います。

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