USS 品質を上げてニーズを掴む

ユー・エス・エス

株式会社ユー・エス・エスは大手オークション会場として全国18箇所でオークションを展開している。その中でもUSS東京・USS名古屋では新しい取り組みとして、ワンランク上のカテゴリー(BP登録店コーナー)を作り、他の車両はもちろん、他のオークション会場との差別化を図っている。

ユーザーのニーズに合わせた選択を

2016年10月よりスタートし、現在は月に一度ほど開催している専用オークションで取り扱われる修理済み車両をワンランク上のラインナップで充実させている。ワンランク上と言っても走行距離や車両の質だけでなく、しっかりと中身の伴った修理をされている車両のみが出品される。車両の修理等は一般社団法人日本自動車補修溶接協会(吉野 一 会長)に登録され、しっかりとした設備を完備しているUSS BP登録店が行う。USSBP登録店は、現在では14社とその数を増やしている。

「多少高くてもいいからしっかり修理されている車両を仕入れたいというユーザーのニーズに応えるのが我々の使命だと思います。本当にこのような修理で大丈夫なのか、という疑問を出品車両に対して感じる方もいらっしゃると思います。全ての車両の鈑金修理の質が高いとは言えません。ですので、その中でも正しく修理された車両を区分け、BP登録店コーナーとして差別化を行いました。ユーザーの良い車両を仕入れたいというニーズを、USSオークションを介して世の中に広めていければと考えています」、(株)ユー・エス・エスの丸尾直輝上席次長は語る。

「あるBP登録店コーナーへの出品者が言うには、『大体一般的な落札価格から10 ~15%ほど高い金額で落札されている』そうです。もちろん、しっかりとした車両ですので高額になるのは当たり前です。折角、しっかりした設備と技術を使って修理した車両が安く落札されてしまっては直した方々も残念な気持ちになると思います。ユー・エス・エス様は当協会の正会員でもありますので、そういった直す側の立場にも配慮された取り組みでもあります」と、一般社団法人日本自動車補修溶接協会の飯塚誉規常務理事は語る。

中身の伴った車両とは?

一言で言えば、修理がメーカーの指定通り行われている車両が、この差別化したオークションでは取り扱われる。そこにスキャンツールを当てるのはもちろん、しっかり直っているという記録も付けている。安心・安全に修理された車両をオークションで出品することで、中古車販売店の意識向上、中古車販売を扱わない車体整備工場・一般整備工場の新規参入もしやすくなると言える。

また昨年12月に開催したヤナセ輸入中古車オークションにも半年から2年間の保証を付けスキャンツールでしっかりと故障診断を行った車両のみで構成されたオークションを開催するなど、他のオークションとの差別化を図っている。中古車とは確かにリスクが伴うものである。全てがそうではないが、そのリスクを軽減させ、あるいはなくすことが出来ればもっと良い中古車が世の中に適正な価格に出回ることとなる。安かろう、悪かろうの時代ではないが、適正なものを適正に扱うことが自動車業界には求められている。
メカニックの給料や待遇などもその1つでもあるが、中古車が適正な利益を取ることが出来れば、こういった改善も見られるのかもしれない。ユー・エス・エスの取り組みは自動車業界に新しい風を創ると言える。