2026年6月の新車販売13.7%増 普通乗用車は6月として過去最高、日産は19カ月連続減

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市場動向レポート

2026年6月の新車登録、前年比13.7%増で3カ月連続プラス
——普通乗用車は6月として過去最高を記録

登録車の新車販売台数は281,571台(前年比+13.7%)。稼働日数は前年より1日多い22日だったが、それを差し引いても力強い伸び。普通乗用車は6月単月として統計開始以来の過去最高となった一方、日産は19カ月連続の減少が続く。整備業界への影響を読み解く。

2026年7月1日 出典:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)

2026年6月 合計
281,571台
前年比 +13.7%
乗用車合計
247,956台
前年比 +14.1%
貨物車合計
32,507台
前年比 +10.0%
バス
1,108台
前年比 +65.9%

車種別の内訳——普通乗用車が6月として過去最高

車種別では、普通乗用車が166,501台(前年比+15.2%)で3カ月連続の増加となり、6月単月としては過去最高を記録した(これまでの最高は2023年の154,137台)。小型乗用車は81,455台(+11.9%)で4カ月連続の増加。

貨物車も普通貨物車12,680台(+10.7%)、小型貨物車19,827台(+9.5%)とともに増加基調。普通貨物車は5月に一服したものの、4月以来2カ月ぶりの増加に転じた。バスは1,108台(+65.9%)と大幅増で3カ月連続のプラスとなった。

📌 上半期(1〜6月)は2年連続の増加
2026年1〜6月の累計は1,530,413台(前年同期比+2.0%)で2年連続の増加となり、上半期としては3年ぶりに150万台を超えた。乗用車合計は1,335,658台(+0.8%)、貨物車合計は188,670台(+11.9%)、バスは6,085台(+8.0%)。

ブランド別の動向——明暗が分かれる

ブランド別の増減トレンドをまとめた。多くのブランドが増加基調にある一方、日産・SUBARU・いすゞは減少が続く。

ダイハツ
▲ 8カ月連続増加
ホンダ
▲ 3カ月連続増加
レクサス
▼ 2カ月連続減少
マツダ
▲ 2カ月ぶり増加
三菱
▲ 5カ月連続増加
日産
▼ 19カ月連続減少
SUBARU
▼ 3カ月ぶり減少
スズキ
▲ 15カ月連続増加
トヨタ
▲ 3カ月連続増加
日野
▲ 3カ月連続増加
いすゞ
▼ 3カ月連続減少
三菱ふそう
▲ 8カ月連続増加
UDトラックス
▲ 4カ月ぶり増加
⚠ 注目:日産の長期低迷が続く
日産は2024年12月から19カ月連続の減少。市場全体が回復基調にあるなか、単独ブランドとしての落ち込みが際立って長期化している。日産車を主力とする整備工場では、入庫台数の減少傾向がさらに続く可能性を念頭に、既存顧客との関係強化や周辺ブランドへの対応力拡充を検討する時期といえる。
📌 スズキ・ダイハツ・三菱ふそうの息の長い増加基調
スズキは2025年4月から15カ月連続、ダイハツと三菱ふそうはともに2025年11月から8カ月連続の増加。特にスズキの長期プラスは軽自動車・コンパクトカー中心の地域密着型整備工場にとって追い風であり、三菱ふそうの伸びは大型・中型トラック整備の需要拡大を示唆する。

整備業界への示唆

新車販売の増減は、整備業界にとって将来の入庫台数を占う先行指標だ。今月のデータから押さえておきたいポイントを3点に整理する。

ポイント① 普通乗用車の6月過去最高は、数年後の車検需要に厚みをもたらす
普通乗用車166,501台は6月単月として統計上過去最高。今月登録された車両は3〜5年後に初回・継続車検の時期を迎える。中長期的な入庫計画の基礎データとして押さえておきたい。
ポイント② 貨物・バスの伸びは商用車・大型車整備の追い風
貨物車合計は3カ月連続の増加、バスは65.9%の大幅増。三菱ふそうの8カ月連続増加、UDトラックスの4カ月ぶり増加とあわせ、商用車・フリート整備の需要拡大が見込める局面にある。
ポイント③ メーカー間の格差に注意——日産・いすゞは減少局面
市場全体が好調な一方、日産(19カ月連続減)といすゞ(3カ月連続減)は減少が続く。これらのブランドを主力とする工場は、新規入庫の伸び鈍化を見込んだ既存顧客フォローが重要になる。

出典:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「2026年6月新車販売台数(登録車)概況」「ブランド別登録車新車販売台数速報」(2026年7月1日14:00解禁)

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