元気印整備工場訪問
せいび界2013年4月号
業平グループ
墨田三菱自動車販売株式会社
業平自動車株式会社
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業平グループ(菱沼 進一 代表取締役社長)は東京都墨田区で4 店舗にわたり三菱ディーラー、カーコンビニ倶楽部、ホリデー車検、ニコニコレンタカーなど多角的に業務を展開しているグループだ。今回は4店舗あるうちの東京スカイツリーに隣接している墨田三菱自動車販売と業平自動車におじゃまをした。
同グループでは現在もっとも力を入れている部分が三点ある。一つ目は顧客対応時の「プラスワン」の言葉を心がけていること。入庫時に「オイルは大丈夫ですか? 保険は見直しませんか?」といった具合に車に関わることで気付かないで車に乗っているユーザーに対し「もっとよくお客さまに合った保険があります」や「車の状態を保持するためにオイルを交換しませんか?」とカーライフをサポートする形で顧客と新密度を取っている。
二つ目は上記の自動車保険のプロアドバイザーという立ち位置で一つの部門を立ち上げて店舗内に「保険館」という形で無料相談所を設け、順調に売上を伸ばしていっている。保険は車に乗っている以上は必ず付いて回る一つの消耗品のようなもの。より良くより適正な保険を提案するのは自動車に携わる会社としては当然の行動であるとも考えられる。
三つ目は多角経営からなる同グループの様々なダイレクトメールだ。代表的なセールや割引券などの他に車の誕生日(登録日)にケーキの代わりにケーキ型のタオルを送るというユニークなアイディアで顧客の心をがっちりつかんでいる。
上記三点はどれも一歩踏み込んだ営業のスタイルであることが分かる。信頼関係からくる一歩踏み込んだ営業というのはお互いの利益に直結するのは言うまでもない。
昨今の若者の車離れや都心部に位置する店構えではどうしても整備だけで店舗を経営していくには困難がつきものだ。そんな中で菱沼社長は「整備事業と車社会の発展に寄与する」という崇高な使命の下に4店舗の経営をしている。例えば三菱の看板を掲げているが三菱が売れなければ違う方法を考える、「何かがダメだからこうだ」などという言葉は只の言い訳であり、そのような問題は社長が陣頭指揮を取って会社を進めていくという力強い姿勢で社員と接している。この姿勢が顧客満足度を上げる最大の魅力ではないかとも取れる。
今後は情報化の進むなかでインターネットの有効活用と洗車事業を新たに展開しようとも検討中であり、今後の動向にも目が離せない。
墨田三菱自動車販売株式会社
▶ 加盟団体
三菱ディーラー/カーコンビニ倶楽部/ 100円レンタカー
▶ 社員数
10名 営業4名、メカニック2名、経理3名、フロント1名
▶ 入庫台数
40台
(車検30台、メンテパックの入庫)
▶ 他社と比べ力を入れている部分
顧客管理に基づく様々な角度からのDMの発送
▶ 取引業者数
3社
▶ 売上の比率
車販70%(新車15台、中古5台)
整備20%/鈑金10%
▶ 補修部品の比率
新品95%/リサイクル5%
▶ リサイクルパーツを使う際どの部品が多いか、
購入の決め手は
リビルト品(ラック、シャフト、PSポンプ)
価格面重視
▶ 今後整備業界で生き残る為に必要な事
車に関わることを多方面からやること
会 社 名:墨田三菱自動車販売株式会社
所 在 地:131-0033 東京都墨田区向島3-33-13
電 話:03-3624-9881
業 種:三菱カーディーラー
Website:http://narihira.co.jp
業平自動車株式会社
▶ 加盟団体
ホリデー車検/ニコニコレンタカー
▶ 社員数
7名 営業1名、メカニック4名、事務1名、保険1名
▶ 入庫台数
300台
(一般整備200台:車検100台)
▶ 他社と比べ力を入れている部分
保険提案とプラスアルファの整備提案
▶ 取引業者数
3社
▶ 売上の比率
車検30%/整備40%/保険10%
車販10%/鈑金10%
▶ 補修部品の比率
新品90%/リサイクル10%
▶ リサイクルパーツを使う際どの部品が多いか、
購入の決め手は
リビルト品(電装品、ラジエーター等)
価格面重視
▶ 今後整備業界で生き残る為に必要な事
車に関わることを多方面からやること
会 社 名:業平自動車株式会社
所 在 地:131-0045 東京都墨田区押上2-10-13
電 話:03-3623-1195
Website:http://narihira.co.jp