5つの柱でともに成長

社員とともに成功する5つの柱

社員とともに成功する5つの柱

せいび界2015年8月号Web記事

株式会社ダイハツ明石西
代表取締役 織田久史氏

農作物を作るのに一番大事な要因って何だと思いますか?土なのです。では、会社にとって土とは何ですか?風土ですね。この風土改革のために5つの柱というのが有効なのです。

入社した時の環境って大事じゃないですか。だって、誰も「さぼってやろう」と思っては入ってきませんよね。頑張ろうと思って入ってきますよね。

しかし、実際には管理もしていないから、周りを見ても誰も頑張っていない、だから自分も頑張るのはアホらしいとなって、だんだんやる気がなくなっても仕方ありません。

だから環境って、入社した時こそ大事なのです。そのように私は感じて、5つの柱というのを考えました。

①毎朝の環境整備活動をすると、わがままな従業員をなくすことができます。ウチでは30分、掃除をしていますけれども、30分って嫌じゃないですか。ストレスをかけられたり、理不尽な思いをすると、人ってわがままから謙虚になるのです。

昔は、怒られて殴られたら、怒られた自分が悪いという感じがなかったですか?じゃあ、今度は怒られないようにしようと謙虚になるのです。

だから嫌な思いをしている人たちって謙虚なんです。

②従業員教育活動というのは、具体的に何をやるというのをウチでは決めてやっているのですが、これでレベルの低い従業員のレベルが上がります。

ちなみに先月の新車・中古車の成約率は一番悪い子で46%でした。どうですか?いい(数字)ですよね?なぜかというと、教育をしているからです。日本一のレクサス星が丘店の元マネージャーに教えてもらっているので、そりゃあ売れますよ。

③経営計画書通りに実践するとは、従業員の不満をなくしたいのです。社長って、訳の分からんことを、その時の気分で言いますけれども、ウチはこの経営計画書を元にやっています。「社長、ここ(経営計画書)にこう書いてありますけど?」と社員に言われたら、そちらが正しいのです。という経営をウチではやっています。

社長の今の思いではないです。経営計画書なのです。これに基づいた経営をやっています。ただ、従業員の不満はないですし、ここを見て話したりすると、ここに戻れるので楽です。

④コミュニケーション活動は、飲み会などです。無理と言ってしまえば無理なので、もう決めたらいいのです。

必ずするということと、幹事も決める。そうすれば後からついてきます。幹事が勝手にやってくれます。

そろそろ部下とコミュニケーションを取ろうかなとやると、やったりやらなかったりになるのです。だからもう決めておくのです、1ヶ月に1回とか。大事なことは全社で価値観の共有をすることです。

⑤経営品質活動は、先月、某会社で研修をさせてもらったのですけれども、そこの会社は社員が80人ぐらいなのですが、人がバタバタ辞めていくそうなのです。

それで、そこの会社の社長と話をしていたら、いちいち言い返してくるのですよ。しかも、いい話をしてはいるのですけれども、使い方を間違えているのです。

さらに、経営計画書を見たら、意味が分かりませんでした。私が分からないのでは、従業員が分かる訳がないですよね。この経営計画書を使ってますか?って聞いたら、使ってないって言うのですよ。やめた方がいいですよね、紙だけもったいない。

そうならないように、経営品質活動という指針があるから楽です。もうその通りにやれば、それなりにできます。

社員と成長するには

  1. 毎朝の環境整備活動
  2. 従業員教育活動
  3. 経営計画書通りに実践する
  4. コミュニケーション活動
  5. 経営品質活動
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