goodone

シリーズ車検を考える⑩グッドワン「車検の110番」とは

専務インタビュー

山本博之氏山本 博之(やまもと ひろゆき)
1966 年生まれ、福岡出身。1984 年杏林大学社会科学部
入学。卒業後日本ジョンソンへ入社、カーケアについて学ぶ
と同時に後の連携への足がかりとする。その後日本ビクター
へ入社、カーステレオ等の販売や自動車業界の動向を見る。
平成5 年グッドワン入社。現在に至る。

弱者救済し最大限のメリットを打ち出す

「車検の110 番」は短時間車検や格安車検ではありません。一言で言うと「記憶再生させる営業マン」というのが正しいです。自社の独立した「車検・整備・鈑金」といった看板と「車検の110 番」ではどちらが訴求力があると思いますか? 看板を掲げてもらい、それを一目見ることで「車検をやっている工場、何かあったら110 番」という誰の中にもある意識が呼びさまされ、磁石のようにお客さまが来店されます。

もちろん看板だけではお客さまは来店されないので、それに伴うような店づくりをしていってもらいたいと考えております。今後の展開として既存のサービスとして実施している「ナノGクリーン」や「巡回サービス110 番」を強化していこうと考えております。「車検の110 番」は訴求力を高める一つの商材として掲げていただき、我々はカーリフォーム事業を推進していき、整備工場と有力なパートナーでありたいと考えています。

車検にも保証をつけてより高い付加価値を創造する

「車検の110 番」は名前以外の特徴として、保証を確立させていこうと考えております。ただの看板だけでなくメリットをつけた車検として打ち出し、同業他社との差別化を図ります。付加価値を付けた商品でなければ顧客にメリットはありません。現在日本には″何らかのFC、団体、グループ〝に加盟している企業が約5,000 社あると言われています。車検チェーン、車販チェーン、鈑金チェーン様々な形で顧客に呼びかけています。全国約90,000 に及ぶ整備工場のうちの約2 割と約30,000件のディーラー、そして自家工場が入り乱れるのが日本の整備業界です。そういった中で自社をどうやってアピールしていくかが重要になってきます。車検で呼び込む、新車で呼び込む、方法は様々ですが、それだけでは大きな資本に顧客を取られてしまいます。ディーラーに対抗するための一つの方法、大手車検チェーンに対抗するための方法として「車検の110 番」などを活用し、自社の付加価値としていただきたいのです。

車検は2 年に1 回、車販は乗換時期、整備は壊れてから、受け身ではなく攻めに転じる

車検の接点が半年か1 年に一度のハガキだけではお客さまは逃げてしまいます。もっとお客さまから要望を聞き出してそれに応えていかなくては生き残りには不十分だと言えます。カーリフォームであれば一定の顧客とリピートが見込めると同時に、車検や整備といった潜在的なニーズまで拾えます。取りこぼし、自社から逃げてしまっているビジネスチャンスを掴まなくては生き残ることはできません。来店頻度を上げ、自社の固定客化することが重要です。

そのための「車検110 番」ですが、「巡回サービス110 番」はいうなれば攻めのサービスと言えます。 昨今の高齢化社会では老人の一人暮らしもそう珍しくありません。地方であれば自動車が無くては生活出来ない場所もあります。ヘルパーのように生存確認といった事業も展開出来ますが、立ち往生してしまった車、自宅で動かない車、ちょっとした修理といったことが潜在的に転がっているのです。

そこへ打って出る攻めの営業がさらなる顧客へと繋がります。自社顧客へのアピールといった面で、顧客にDMを送るよりよっぽど効果的です。もちろんDMも必要ですが、攻めるということはお客さまに知っていただくことへ繋がります。そういった細かい配慮が自社ブランドを高める一歩だと言えます。


 

サービスの紹介

みるみる新車君

みるみる新車君 快適な室内を演出し顧客の満足度を上げる商材として、既に全国250 拠点が導入している「みるみる新車君」。室内クリーニングはグッドワンの長い歴史の中で一番の経験と実績を誇る商材である。頑固な汚れも落とせるのが魅力で年式、素材に関わらず洗浄出来、目で見て分かる洗浄力で顧客の満足度を上げることが出来る。

もちろん中古車に施工すれば自社のメリットとして打ち出すことも出来る。積層汚れを除去し酵素パワーでウィルス、殺菌、カビ、悪臭を根こそぎ分解する。まさに室内を新車の状態に戻すことが可能な「みるみる新車君」。大型トラックから軽自動車まで効率の追求、環境保全も考えられた商品になっており、施工一つで室内を大幅リフレッシュすることが出来る。しかも一番のポイントは中古車購入の場合、前オーナーの痕跡を除去することが大変喜ばれている。

ナノGクリーン

ナノGクリーン ペットの臭い、タバコ、体臭といったものを、10 分間で一発消臭出来るナノGクリーン。独自の技術で開発した特殊な薬液を使用。社内にこびりついた臭いを根こそぎ消臭。霧状になった成分が車の隅々まで行き渡り、室内全体を除菌。ナノテク
技術で抗菌剤がしっかり密着。長時間清潔な状態を保つことが出来る。医療施設でも使われる薬剤なので人体にも影響を及ぼすことがなく、非常に健康的であるのも特徴。施工も簡単かつ短時間で済み、目の前で施工出来るので安心かつ完全、そして確実に収益へとつなぐことが出来る。

キズ・ヘコミの110番

車検の110番 安心のサポート体制を取っている同サービスでは、ベテラン技術者による分かりやすい指導の下、短期間で様々な技術を習得出来る。車検の110 番同様に看板を掲げることで顧客への訴求力が高まり、集客効果抜群である。もちろん看板以外にもノボリといった宣伝アイテムも豊富に取り揃えているので研修後、即開業も可能である。

商品も充実し低価格を実現させている点も魅力である。業界初の可視光線硬化パテにより短時間で施工出来る。特許の調色見本は1発5分で可能と、初心者にもありがたい仕組み。技術面をサポートしながら、道具の面でもエントリーがしやすくなっている。


 

グッドワンが提案する新しい車検の形は既存の車検ビジネスの一歩先を見ており、車検という一つの切り口で顧客との接点を持ちより深い付き合いをしていく。もちろん既存の車検チェーンも同様に展開をしているが、重きを置いている部分の商材が豊富であるのも特徴だ。実際に車検の数を取ることも大切で、それ以上に車検の後、どうやってその顧客と付き合っていくか、その顧客を二度、三度、自社へ呼び込むか、最初のインパクトが重要で110 番という日本国民が誰でも知っている番号がそれを実現可能にしている。

月額¥10,000 で集客が今まで以上に出来る、車検が伸びて副次的な商材で利益率アップ

「車検の110 番」は月額¥10,000と非常にエントリーのしやすい価格帯で現在の事業に付随出来る。もちろん看板の設置といった部分では追加で金額は発生するが、イニシャルコストが低い面、初期投資が低く最大限の効果を発揮できる面で見れば魅力的な商材と言える。

自動車整備白書を見れば63%の経営者が車検以外に脱却を願っている。実際に4 月からスタートし既に14 件の整備工場が実績を上げている。年内には50 件を目標としているが、下期が始まったタイミングで見通しが立っている。車検だけではやっていけない、車検の先をいかに掘り起こすか、そのための集客として「車検の110 番」を活用してみてはいかがだろうか。

株式会社グッドワン

沿革

昭和51 年10 月 1 日 授権資本金1,000 万円、払込資金250 万円にて福岡市博多区博多駅3 丁目9 の5 番地にて設立
昭和60 年 2 月16 日 博多区東那珂3 丁目6 番32 号に新社屋開設
昭和60 年10 月 1 日 日本防錆株式会社を株式会社ニチボーテックに社名変更
昭和61 年 6 月 資本金を3,000 万円へ
平成10 年 4 月18 日 全日本カーリフォーム協会を設立し第1 回総会を開催 法政大学経営学部下川浩一教授、協会会長に就任
平成10 年 5 月29 日 NHK テレビ「グッドワンリフォーム」商品の実演が生放送される
平成10 年 8 月12 日 中小企業創造活動促進法認定企業に認定
平成12 年 5 月 1 日 九州大学薬学部正山征洋教授監修によるアロマセラピー発売
平成12 年 9 月 1 日 「グッドワンペイント(キズ・ヘコミの110 番)」発売
平成13 年 7 月 1 日 株式会社ニチボーテックを株式会社グッドワン本社に社名変更
平成15 年10 月 1 日 東京営業所を開設
平成17 年 1 月 7 日 全日本カーリフォーム協会 商標登録
平成19 年10 月 8 日 全日本カーリフォーム協会 第10 回総会開催
平成22 年12 月 8 日 株式会社ソフト99 コーポレーションと代理店契約 「救急車」発売
平成23 年 6 月 1 日 株式会社船井総研と業務提携
平成24 年 6 月 1 日 「水性塗料・巡回サービス110 番」発売
平成25 年 2 月 1 日 「木炭の恋人・車の中が快適さん」発売
平成25 年 4 月 1 日 「みるみる新車君クリーニング専科」250 店契約
平成25 年 9 月 1 日 「ナノGクリーン 消臭抗菌110 番」発売
平成25 年11 月 1 日 「ナノon パレード」発売
平成26 年 3 月 1 日 「車検の110 番」発売

せいび界2014年9月号より

[contact-form-7 id=”2454″ title=”シリーズ車検を考える”]

 

AD
 data-src=有償運送許可研修を毎月開催" width="650" height="178" >

有償運送許可研修を毎月開催

せいび広報社では毎月、事故車故障車等の排除業務に係る有償運送許可の研修会を実施しています。会員限定ではなく、全国どの地域からも、法人・個人事業主でもどなたでもご参加いただけます。研修の受講者は、会社の代表者・経営者に限らず、従業員の方でしたらどなたでも、会社を代表して受講していただくことが可能です。

CTR IMG