国内の生産及び新車・中古自動車の販売状況2015年2月

自動車販売台数2015年2月

●新車の国内4 輪自動車生産台数

2 月の国内4 輪車生産台数は、合計で81 万7,390 台(対前年同月比94.7%)と、8 カ月連続で前年を下回った。
車種別では乗用車が普通車で39 万9,063台(同97.9%)、小型四輪車で13 万3,393 台(同81.4%)、軽四輪車で15 万9,615 台(同93.9%)。

トラックは普通車で5 万730 台(同105.2%)、小型四輪車で2 万9,922 台(同107.5%)、軽四輪車で3 万3,155 台(同97.6%)。バスは大型で982 台(同126.1%)、小型は1 万530台(同93.6%)だった。

国産自動車メーカーの国内4 輪車生産台数

メーカー1月生産台数(対前年同月比)2月生産台数(対前年同月比)15年1 〜2 月累計(対前年比)
トヨタ251,814 台(85.7%)275,839 台(92.1%)2,890,959 台(94.2%)
日産83,653 台(104.1%)85,239 台(97.8%)793,539 台(87.1%)
ホンダ60,132 台(61.9%)57,197 台(67.4%)798,449 台(94.8%)
マツダ72,959 台(89.1%)77,621 台(93.8%)832,968 台(94.1%)
三菱52,074 台(113.6%)57,359 台(102.2%)584,336 台(102.0%)
富士重工(スバル)56,229 台(101.1%)58,593 台(117.3%)642,987 台(109.4%)
ダイハツ74,089 台(99.3%)73,793 台(98.9%)700,573 台(96.3%)
スズキ81,861 台(93.1%)86,304 台(102.8%)952,522 台(106.4%)
日野自動車12,446 台(100.3%)12,008 台(101.4%)149,291 台(102.2%)
いすゞ23,514 台(114.9%)23,497 台(111.3%)248,854 台(111.4%)
三菱ふそう7,489 台(83.4%)8,499 台(89.1%)91,285 台(97.3%)
UDトラック1,396 台(78.6%)1,441 台(77.9%)18,837 台(100.5%)
その他100 台(-)-1,082 台(-)
合計777,656 台(90.3%)817,390 台(94.7%)8,705,682 台(97.0%)

メーカー別では三菱、富士重工業(スバル)、スズキ、日野、いすゞの5 社が前年比プラスだった。特に、北米市場に支えられた富士重工業(スバル)は5 万8,593 台(同117.3%)と11 カ月連続で増加し、2 月単月として過去最高を記録した。一方、リコール問題が長引いたホンダは5 万7,197 台(同67.4%) と、7 カ月連続で落ち込んでいる。
海外生産台数は、富士重工業(スバル)が2 月単月として過去最高を更新。世界生産でも2月単月として過去最高だった。また近年、海外の生産拠点を増やしているマツダは、11 カ月連続で前年を上回っている。
続いて、2 月の輸入車新規登録台数は2 万7,520 台( 同88.0%) で、2 カ月連続で前年を割り込んだ。

2015 年1 月度、2 月度輸入車新規登録台数

 1月新規登録台数(対前年同月比)2月新規登録台数(対前年同月比)
輸入車総計20,829 台(82.6%)27,520 台(88.0%)

※すべての数字は乗用車、商用車の合計
※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、 日本メーカー車を含む

●国内新車販売台数

2 月の国内新車販売状況は、総合計で48 万2,093台(同85.3%)と2 カ月連続で前年を下回った。車種別では普通貨物と小型貨物を除く全てで割り込んでいる。なお、昨年は消費増税前の駆け込み需要が影響しており、それ以前の’13 年2月(47 万7,379 台)と比べると上昇している。
登録車のブランド通称名別では、上位からアクアが2 万2,788 台、プリウスが1 万3,122 台、フィットが1 万2,013 台、ノートが1 万494 台、ヴォクシーが8,324 台と、低燃費車が上位を占めている。
また、軽自動車では上位からN BOX が2 万223 台、デイズが1 万8,825 台、タントが1 万7,955 台、ムーヴが1 万4,460 台、N-WGN が1 万1,950 台だった。

2015 年2 月の国内新車販売台数

車種当月(A)前年(B)A/B(%)15 年累計14 年累計対比(%)
普通乗用車124,764160,32677.8221,069296,44674.6
小型乗用車124,801139,68189.3236,131267,83988.2
小計249,565300,00783.2457,200564,28581.0
普通貨物車15,77513,092120.527,62522,646122.0
小型貨物車22,01722,001100.138,96640,03497.3
小計37,79235,093107.766,59162,680106.2
バス9911,07692.11,7271,657104.2
登録車合計288,348336,17685.8525,518628,62283.6
軽自動車193,745228,98984.6357,935432,63482.7
総合計482,093565,16585.3883,4531,061,25683.2

●国内中古車販売台数

2 月の中古車販売台数は、合計で31 万2,724 台(同95.5%)と5 カ月連続で前年比マイナス。車種別ではバスとその他を除く全項目で下回った。

2015 年2 月の中古車販売台数

車種当月(A)前年(B)A/B(%)15 年累計14 年累計対比(%)
普通乗用車140,093142,26698.5255,753264,90796.5
小型乗用車137,145149,65991.6251,855280,46789.8
小計277,238291,92595.0507,608545,37493.1
普通貨物車12,27412,34299.422,74723,02398.8
小型貨物車16,77217,11398.030,79332,04096.1
小計29,04629,45598.653,54055,06397.2
バス878742118.31,5891,473107.9
その他5,5625,246106.010,2939,682106.3
合計312,724327,36895.5573,030611,59293.7

提供:自販連

●今後の国内生産及び国内中古車販売予測

先頃、日本自動車工業会が発表した2015年度の国内新車販売台数は、’14 年度見込みより5.4% 減の499 万1,900 台と発表した。
消費増税前の駆け込み需要後の反動が、昨年の予測よりも長引いていることが理由に挙げられ、500 万台を下回るのは東日本大震災直後の’11 年度以来、4 年振りとなる。
短期見通しは、軽自動車税が約1.5 倍に増税される4 月まで軽自動車の新車需要が高まり、以降は反動による買い控えが予測される。
また、消費税が10% に引き上げられる2017年4 月に向けて駆け込み需要が発生し、その後の反動も大きく影響することが懸念される。長期では輸出台数の減少に国内市場の縮小が続くと見られ、国内生産台数の減少は避けられない見込みだ。

ライター 山口 清憲