NGP記者会見

NGP 第12回通常総会・創立30周年記念祝賀会

斉藤鉄夫氏
衆議院議員 公明党 幹事長代行

30年前、大石名誉顧問の理想を核として、スタートされた皆さまの運動が今、全国に大きく広がっていると実感しております。私は環境大臣の時に、皆さまの理想・お考えをお聞きし、ぜひ一緒に頑張りたいという気持ちになりまして、それ以降一緒に頑張らせていだいております。

環境省は毎年、環境白書というものを発行しています。循環型社会を作っていくというのが、環境省の大きな目標ですが、その循環型社会がどこまで進んでいるか、1枚の図で毎年示しております。

中央に大きな輪があり、入ってくる資源、出て行く廃棄物の量を輪の太さで表現しています。10年前は入ってくる資源、出て行く資源=廃棄物になる量も多く、非常に太い輪でした。したがって、循環している部分の輪は非常に細かったわけですが、皆さま方のご努力でだんだん太くなりました。

その中心にあるのが鉄であり、自動車です。この循環型社会が完成すればするほど、二酸化炭素排出量も減っていく。この運動の中心にいらっしゃるのが皆さま方で、この循環型社会の円が、よりすばらしい円になるように、これからも皆さま方と一緒に努力をしてまいりたいと決意しております。


宮本昭彦氏
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 副理事長

私は平成14年から平成18年にかけまして経済産業省で自動車リサイクル室長を担当しておりました。当時は自動車リサイクル法が国会で成立した後、施行のため3年間準備をしておりました。

当時は経産省の中でも、自動車リサイクル制度について、本当にうまく行くのか、きちんと立ち上がるのかという声が強かった時代で、その要因は2つありまして1つは消費者の方々にリサイクル料金をお支払いいただくことができるのか、もう1つは今日お集まりの自動車リサイクル業者の方々がこれまで法律の規制を直接受けることなく自由に事業をやってきたのに、突然できた法律に対して、本当にご協力いただけるのかという点でしたが、本業界の皆さま方が大変積極的に、丁寧に対応すると共に、積極的に現場に即したご意見を行政にお届けいただきまして、その結果、自動車リサイクル制度が構築できたということで非常に感謝申し上げます。

車の自動運転や、車を保有するから利用するへと様々な変化があると思われますが、これまでNGPグループとして30年間培ったブランド、お客さまの信頼を糧に乗り切っていただけると信じております。


吉田靖之氏
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 常務執行役員

創立30周年おめでとうございます。30年ということで、当社との歴史も含めて振り返らさせていただきたいと思います。NGPさんとは、リサイクル部品特約という商品を旧大東京火災時代に開発、2000年に業務提携させていただきました。

その後、2005年に自動車リサイクル法が施行されるということで、東京の北の地域の、当社と取引のあるほとんどの整備工場さんにリサイクル法のセミナーを開き、玉木専務理事に講師をやっていただきました。

それから次の歴史としては、NGPさんと当社で、業界初の全損車オークションというものを開発させていただきました。当社とお取引のある整備工場さんには好評で、現在では約1,500の整備工場さんにご利用いただいております。

それから2015年には自動車保険の新等級制度というものができまして、自費修理、クルマを自分のお金で直すという方向に向かうであろうということで、NGPさんにはぱっとくんを開発していただきました。
本当に要所要所でNGPさんが神様として降りてきてくださいました。今後ともNGPさんとは一身同体で一緒になって頑張ってまいりたいという次第でございます。


窪田泰彦氏
ほけんの窓口グループ株式会社 代表取締役会長兼社長

発祥の地、九州で30周年を迎えられたということ、本当におめでとうございます。私はNGPさんとは、ほぼ同じくらいお付き合いさせていただいておりまして、例えば、国立京都国際会館で記念講演をさせていただいたり、NGPの皆さんとは毎年色々な所におじゃまさせていただいたわけですけれども、こうした長いお付き合いは私の人生の喜びの1つです。この間に30年の月日が流れたということで、30年前と今の大学生の就職先人気ランキングを比較しますと、日本の場合はほとんど変わっておりません。一方アメリカの場合、30年前の企業は1社も(ランキングには)残っていません。それだけ色々な企業が出てきているというわけです。

それほど世の中が変わっているにも関わらず、NGPさんは隆盛を極めていらっしゃる。これは、モッタイナイとか物を大事にするですとか自然環境を大事にするですとか、資源を大事にするですとか、やはり人に寄り添うといいますか、人間としての優しい心が事業の背骨としてぴしっと通っているからだと思います。こうした精神で、ますますご隆盛を極められますことをご祈念申し上げます。


大石一彦氏
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合 名誉顧問 大石一彦氏 (代読:御長男 大石佳澄氏)

30年という節目の年を、発祥の地、九州で迎えることができ、感無量です。NGPまた私自身、実りある1年を送ることができましたことに、心より感謝いたします。ついに自動車はコンピューター制御による自動運転の時代を迎えました。より便利かつ快適なライフスタイルを我々が享受できることになりました。

私たちもこれに乗り遅れることなく、一人でも多くのお客さまの笑顔と幸せのため、日々精進し、自分自身の知識、心を磨き上げてください。私事にはなりますが、福祉車両贈呈という、皆さまのご厚意に心より感謝申し上げます。家族との温かい思い出作りのために大切に使わせていただきます。

早いもので私が病床に伏してから25年の月日が流れました。その間、私や家族に対する変わることのない、皆さまの深い深い愛情のおかげで、私は常に希望を持って日々過ごすことができております。そう、皆さまは私の希望です。どうかお体に気をつけて世界のため、明るい未来のため、いつも大きな心がけを持ち、ご活躍されてください。最後に、皆さまの地道な努力の積み重ねが作り上げた、NGPの魂の歴史に改めて感謝申し上げます。

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