ペットの旅立ちとは

ペットの旅立ち

新車市場や100円レンタカーなど、クルマに関するユーザーのお困りごとを解決するべく、様々なサービスメニューを展開する㈱カーベル(伊藤一正社長)。先月号でも紹介したように、創業10周年記念も兼ねた全国大会を開催した同社だが、その全国大会にて新車市場、100円レンタカーに続く第3のブランドとして、「ペットの旅立ち」を発表した。

「ペットの旅立ち」とは、ペットの訪問火葬サービスである。
一見すると、なぜ?という疑問が湧くと思うが、中身を紐解いてみれば、様々な意味で実にカーベルらしいサービスメニューであることが分かる。本特集では、先日行われた導入説明会を元に、この全く新しいサービスを紹介する。導入のきっかけになれば幸いである。

火葬車で訪問するサービス
だから車屋さんが提供すべきサービスである!

導入説明会への反響は予想外に多く、1日だけの予定から3日に拡大して説明会は行われた。3日間合計で100名近い加盟店が参加した。

説明会冒頭ではカーベルの勉強会では恒例の伊藤一正社長によるいわゆる「伊藤タイム」も行われ、ペットの旅立ちの8つのポイントを紹介した。

  1. クルマに関するビジネス!
  2. 間違いなく注目&伸びるビジネス!
  3. 大手が参入しない!
  4. 儲かるまで1年かかる!
  5. 需要創造ができない!
  6. ハイテンションな人には向かない!
  7. 飲み屋の女性の部屋に入れる!
  8. スタッフの心のケアが必要!

補足をしておくと、このサービスは火葬車で依頼主の元を訪れ、セレモニー・火葬を行うサービスであり、クルマが鍵を握ることから車屋さんが展開するべきだと提唱しているのである。
また、車販であれば、「こんなにいいクルマが出ましたよ」と需要を喚起すれば、「そうか、じゃあ買いに行こう!」という流れに(うまくいけば)なる攻めのビジネスであるが、このサービスはペットが亡くなることが大前提なので、あくまで待ちのビジネスであることを忘れてはならない。

データで見るペット葬祭需要

このサービスを車屋が展開する意味は分かったと。次に気になるのは、どれだけの需要があるのかということだろう。
毎年、ペットに関する調査を行っている、一般社団法人ペットフード協会の調べによると、2015年の犬の飼育数は推計9,917千頭、同じく猫は9,874千頭となっている(図表1)。

犬猫飼育率 飼育頭数

また、平均寿命はというと、犬が14.85歳、猫が15.75歳となっている(図表2)。この他、同協会では犬・猫の年齢分布も調査しており、カーベルではそれぞれのデータから、平均寿命に近いまたは超えているペットの数を犬で871,163頭、猫で714,996頭、全体の約8%と推計している。

犬猫平均寿命

さらに、ペットを飼っている世帯数は全体の約38%なので、総世帯数に38%と8%を掛けることで、ペットの旅立ち利用客予備軍が導き出せる。
カーベルでは、4万世帯に1店の割合で加盟店を置くことを想定しており、40,000×38%×8%=1,216頭、1日当たりであれば3~4頭の利用対象があることになる。

ペット市場環境

サービスの主な流れ

サービスの流れは以下の通り。
すべての始まりである予約は、インターネットか専用のフリーダイヤルで一括して受け付ける。予約が入ると、GPSで自動的に最も近い店舗に予約配信が行われ、店舗では予約内容の確認をする。敢えて個々の店舗で予約を受け付けないのは、均一な電話対応を実現するためである。初動の電話対応で失敗をした他社事例の教訓が生きている。

ペット葬儀サービス

また、セレモニーは内容によって3つのプランがあり、火葬をするだけの「旅立ちプラン」、セレモニーを加えた「セレモニープラン」、最も手厚いセレモニーとお骨上げも含まれる「プレミアムプラン」となっている。
なお、セレモニーと火葬炉の操作、お骨上げ・ご収骨には画像入りの分かりやすいマニュアルを完備(他社サービスにない!)しており、セレモニーについては導入研修とテストの実施、またテスト合格者には認定証も発行するので心強い。

使用する火葬車

日産 NV200バネットDX

V200バネットDX

ルートバン AT ガソリン車 定員2名
ボディカラー:ブレードシルバー
最大火葬ペット重量:20kg
予定販売価格:600万円(税別)
※買取保証制度あり

日産 NV350キャラバン

日産キャラバン

低床 スーパーロングボディ
ハイルーフ ガソリン車 定員3名
ボディカラー:ブレードシルバー
最大火葬ペット重量:35kg
予定販売価格:650万円(税別)
※買取保証制度あり