アクチュエーター・アクティブテストの活用法

自動車整備工場における故障診断整備のススメ

今年もスキャンツールを活用しよう!

2年前の2014年1月号で触れた「コンピューター制御の基本的な考え方」を覚えていらっしゃるでしょうか? 下図のような連携によって自動車のコンピューター制御は成り立っていることを解説しました。

 センサー、コンピューターは言葉の通り理解されている方が多いと思いますが、アクチュエータとは何のことでしょうか。一般的に「入力されたエネルギーを物理的運動に変換するもの」と言われております。つまり自動車で言うならば、「コンピューターから指示を受けて動くモノ」ということになります。

代表的なものでいうと、ソレノイドバルブ・リレー、モーター、インジェクターなどがそれに当たります。
ここで質問です、皆さんはスキャンツールのアクチュエーター・アクティブテストを活用していますか?

アクチュエーター・アクティブテスト

アクチュエーター・アクティブテストとは、スキャンツールを使用して車のコンピューターにアクセスして、アクチュエータを強制的に駆動させることです。
アクチュエータの不良なのか、コンピューターの不良なのか、センサーの不良かなど、制御系等の不具合を見ることが出来るのです。実際にどのような時に使用するのでしょうか。例として電動ファンを取り上げてみます。
電動ファンの作動原理は冷却水の温度が100℃になったことを水温センサーが感知してコンピューターが電動ファンを回すように指示を出します。そしてファンが回り出す仕組みです。つまり、水温センサー→コンピューター→電動ファンという順番になります。
では、ヒューズに問題がない状態で、電動ファンが回らないというトラブルの場合は、どのようにトラブルシューティングしていきましょうか…(次回へ続く)

監 修:ボッシュ株式会社 長土居大介

広告