明日から使える車検単価アップ10選

3月は年度末に当たり、黙っていても売上が上がる時期だ。

特に自動車産業にとっては最大の繁忙期といえる。そんな中で、いつも通り営業するのではなく、一歩踏み込んで車検の単価を上げてみよう!というのが今回の企画である。車検単価を上げるための方法をまとめてみたので参考にして頂ければと思う。

① 車検基本料金を上げる

これは一番簡単な単価を上げる方法である。とはいえ、今更値上げなんて出来ないと口を揃える経営者も多い。しかし、基本料金2万円の車検コースと5万円の車検コースといわれて、どちらを選ぶかは顧客が決めること。5万円を選ぶ客層を獲得出来れば、これまでの2.5人分の顧客を獲得したことになる。5万円分差別化する内容は次項目以降を参考にされたし。

② プラスアルファの整備は当たり前

『スキャンツール診断料を頂いて愛車を点検』、このようなキーワードを用いて車検時はスキャンツールによる診断を無料とする。3 ヶ月に1度来店するような仕組みを車検時に取り込み、追加整備を獲得する。診断結果によって作業の枠も広がる。

③ 単価の高いサービスを取り入れる

予防整備は車検時ではなく、追加整備で行うようにする。車検時の単価アップには撥水コーティングやカーボン除去といった単価の高いものを提案する。
いかに長く乗ることが重要か、顧客に納得させる。

④ 徹底した予防整備

スキャンツールの活用で、徹底して次の車検時まで乗り切れる状態を提供する。後述の保証と組み合わせるのも良い。

⑤ 軽鈑金を勧める

満足度を上げる方法は様々だが、来店しなくては意味がない。車検時は一番来店が多くなる。そんな時に軽補修や鈑金を一度に提案してディスカウントする。

⑥ ハイエンド消耗品

オイルやタイヤなど顧客の利用頻度を見て提案する。顧客はいつも安く済ませたいという心理があるので、高いものが売れないと思い込んでいないだろうか。「お客さまの場合はこちらのオイルの方が良いですよ」と一言添えるだけでハイエンドオイルを売っているモータース(特に二輪店)は少なくない。
売ることよりも顧客を見て提案することが最終的な利益に直結する。

⑦ 乗り換えも勧める

車販を積極的に車検時に行うことは車検単価アップからは逸脱するが、トータルでの売上アップに貢献する。新車の扱いがなければ、ビークルネクストに見積り依頼をしてみてはいかがだろうか。

⑧ 数字を把握する

顧客の流出を下げれば必然的に車検台数も上がる。自社顧客の把握は最低限のことである。2年前の単価を見て、何の作業をして何をしなかったかを見極める。

⑨ 保険をプラスする

自賠責だけではなく、任意保険や車両保険も販売する。販売のための準備も必要だが、「何かあったら自社へ」という言葉は顧客にとって心強い。

⑩ 保証をプラスする

最近流行りの保証付き車検を取り入れる(車検保証のメリットは、やはり14ページのビークルネクストに問い合わせを)。

広告