リビルトパーツの基準について

リビルトパーツと聞くと、内部が新品変わっていて新品と同等の性能を誇るアイテムを想像するだろう。多くのリサイクル業者が販売しているリビルトパーツはこれまた多くのリビルトメーカーの中から選定されているのだ。しかし、パーツによってリビルトメーカーにも得手不得手があるので、ニーズに合ったリビルトメーカー選びがリサイクル業者には求められる。車種によってこのメーカーの方がいい、といった判断基準を持っている業者、フロントマンは重宝してもらいたいと
思う。また、品質基準もメーカーによって異なるので、その点も案内出来る業者は信頼が置けるだろう。
とはいえ、前提としてどのメーカーも新品の生産ラインなどを参考にしているので、水で洗った程度でリビルトをしている、というようないい加減なメーカーは現在の日本にはほとんど無いに等しく(一部例外はあるかもしれないが……)、一定のレベルの品質は確保されているという認識を持って欲しい。

新品に換えていない場合もあるという認識を持とう

リビルトパーツは使える部品を再利用することで、新品よりも安い金額で取引されている。中身の部品は純正新品ないし新品同様の社外品といったものを利用して全体を組んでいる。当たり前の話だが、仮に全ての内部部品を純正新品で作った場合、現在の価格で販売することは難しいかもしれない。

国際規格もあるのがリビルトパーツ

リビルトの基準としてPAS3100という国際規格がある。詳しくは割愛するが1つの指標としてリビルトメーカーの中でも注目されている。全てのメーカーが持っている規格ではないが、同等またはそれ以上の作業を自負するメーカーも少なくない。話は変わるが、自動車整備業界にもこういった規格があればと個人的には思う。日本の技術を海外で好き勝手に使われるのは残念で仕方がないからだ。
自社でリビルトパーツを扱うならば 新品とも中古とも違うリビルトは一定の信頼が置ける部品である。値段や納期、色々な折り合いをつけて利用していることだろう。きちんとユーザーにも説明して無用なトラブルを避けて上手にリビルトを使ってもらえればと思う。認識不足によるクレームを減らせばもっと使い易くなるので、1度リビルト品取扱店に中身や保証について聞いてみてはいかがだろうか。

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