2か月連続マイナス 2026年5月の軽自動車新車販売速報
全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた令和8(2026)年5月の軽自動車新車販売台数は、118,003台・前年同月比2.1%減となり、2か月連続のマイナスとなった。
■ 乗用・貨物ともに前年割れ
車種別では、乗用車が**89,424台(前年同月比2.3%減)と2か月連続の減少。貨物車も28,579台(同1.6%減)**で2か月連続のマイナスとなった。
貨物車の内訳を見ると、軽バン(ボンネットバン)は2,600台(同0.3%減)で実に8か月連続の減少が続いている。一方、キャブオーバーバンは**14,349台(同1.2%増)と2か月ぶりにプラスへ転じた。トラックは11,630台(同5.0%減)**と2か月連続の減少だった。
■ メーカー別 日産・ホンダが堅調、スバル・三菱は大幅減
メーカー別では明暗が分かれた。
日産は11,949台(前年同月比107.4%)と4か月連続のプラス。ホンダも19,102台(同100.4%)と4か月ぶりのプラスに浮上した。
一方、スバルは921台(同74.2%)と6か月ぶりのマイナス、三菱は4,143台(同80.9%)と2か月連続の減少となった。マツダも1,881台(同75.7%)と2か月連続のマイナスが続く。
台数トップのスズキは42,124台(同97.0%)、2位のダイハツは35,928台(同99.3%)といずれも前年をわずかに下回る水準で推移した。
■ 1〜5月累計は前年比プラスを維持
単月では2か月連続のマイナスとなったものの、2026年1〜5月の累計台数は**711,464台(前年同期比1.6%増)**と、依然として前年を上回るペースを維持している。
■ 整備現場への影響は
新車販売の減速が続けば、新規入庫車両の増加ペースが鈍化する可能性がある。一方、販売台数が伸び悩む局面では、ユーザーが車の買い替えを先送りして現有車両を長く使い続ける傾向が高まりやすい。既存の入庫顧客の定着化や定期点検の提案強化が、整備事業者にとって改めて重要な戦略となりそうだ。
貨物系では、キャブオーバーバンが2か月ぶりにプラスに転じた点も注目される。物流・配送需要を背景に軽バンの稼働が続いているだけに、法定点検や消耗品交換の需要は底堅く推移することが見込まれる。
6月以降の動向を引き続き注視したい。
(出典:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会「令和8年5月 軽自動車新車販売速報」令和8年6月1日発表)