ホリデー車検店舗レポート 桜川工場

ホリデー車検桜川

㈱ホリデーは関西を中心に4店舗の直営店を構えている。その中で桜川店(大阪市浪速区)は双輪自動車時代から長い歴史を持つ「ホリデー車検」発祥の店舗であり、多くのノウハウを生み出している。

作業面積267坪に月間2,500台の総入庫!
車検・整備・鈑金・車販、トータルでカバーする

桜川店の立地は決して良いとは言えない。さらに、市内のため敷地も限られており、3階建て店舗の総作業場面積は述べ267坪しかない。ここで目に着くのがやはり徹底した効率化だ。生産性向上が全てのフロアに行き届いており、1時間で何台生産するか、という考え方が徹底して社員に落とし込まれている。作業場は狭いながらも整理整頓されており、メカニック20名、鈑金12名がキビキビと動く。その動きも連携が取れており、誰が何をしているか、自分が何をしなくてはいけないか、という意識でチームワークが完成されている。フロア内も整理整頓されており、工具の置き方一つにしても効率が考えられている。

狭い空間を上手に使う

 

トップダウンではなく
ボトムアップが組織力の要

ホリデー車検の原点とは言っても、整備工場という立ち位置は多くの専業工場と同じである。違う点を挙げるとすれば、やはり組織力である。社員達には経営理念が浸透、共有化されているので、お客さま対応が完成されている上に、今尚、進化している。『私たちは、日本一笑顔とありがとうのあふれるお店になります』、直営店全店が実現に向けて掲げたスローガンだ。これは社員達からボトムアップで出てきた活動目標だという。トップダウンではなく現場から社内を良くする提案が出てくる。組織が団結しており、顧客満足度を全員で向上させる取り組みが出来る証拠と言える。

移動式のフロアで効率アップ

巡回サービスや徹底した管理と
営業力が更なる受注を生む

リース受託台数も多く年間の車検台数は法人、個人合わせて約5,000台、鈑金台数4,000台と素晴らしい数字になっている。もちろんこれを支える営業マンの存在や、サービスマンによって常に満足度を上げることで法人取引先からも個人としての入庫に繋がり、直需客となる。

これらは全ての部署、社員が一つの大きな目標に向っているからこそ実現出来る。時間あたりの生産性を上げることが会社の収益になり、接客対応が顧客の増加を牽引する。まさに「ホリデー車検」の原点がここにあり、現状に満足することなく進化を求める。見学も随時行っているので、ぜひ一度見学してみることを勧める。

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