RUMアライアンスが2021年8月例会を開催 アイアールユニバースの代表 棚町裕次氏が特別講話のゲストとして登壇

特定非営利活動法人RUMアライアンス(以下、RUM)は、去る8月18日に同アライアンスの8月例会をリモート開催した。

例会の冒頭、赤須洋一郎代表は最近の話題として、資源の移り変わりを取り上げた。古くは木材だったのが石炭になっていった例を上げ、世界的にも化石燃料に代表される消費型エネルギー資源から、再生可能な循環型エネルギー資源への転換期を迎えようとしていると話した。そのエネルギー転換の流れの中で「産業の棲み分けがなくなり、最終的には動脈産業、静脈産業などではなく、エネルギー産業として一つになっていく」と私見を述べ、その可能性と、将来より一層我々RUMが普段行っているリサイクル事業が必要になってくると訴えかけた。

議題の中心は、来月9月の総会へ向けた2021年度の事業計画についてと、アイアールユニバースの代表 棚町裕次氏による、白金族の動向を始めとするレアメタル、レアアースについての講話が主となった。

 

 

議題 2021年度の事業計画について

先日8月4日に行われたRUMアライアンスの正副代表理事会の報告が事務局よりなされた。

活動方針の検討

2021年度の目標として、公益財団法人自動車リサイクル高度化財団への継続中のリサイクル周知活動(2年目)事業の取組と、2016年から続けているRUMプレミアムとしてのプラスチックとガラスのリサイクルを具体的にスタートすることを提案した。また、その他の事業計画として2020年の取組目標から以下の活動を継続していきたいした。

具体的な提案について

①地方会議の開催

・2019年の仙台に続き、2021年度は昨年順延になった自動車工業見学も行いたい。

②RUMとしての新たな事業化への取り組み

・防災マニュアルの作成

・日本カーシェアリング協会との協定により被災者支援を継続する。

 

ゲスト講話

「白金族の動向を始めとするレアメタル、レアアース」について

アイアールユニバース代表 棚町裕次氏による講話が行われた。

2020年2月以降、新型コロナウイルスによる世界的混乱の中でも、脱炭素、カーボンニュートラル、EV、というグリーンエコノミーをキーワードとした市場は賑わいを見せているとして、鉄スクラップを始めとした金属資源のこれまでの動きと今後について、一つ一つデータを交えながら丁寧に解説をした。その中で今後の動向を左右するのは中国の動きであるとし、世界的なグリーンエコノミーへの移行と中国の政策を常に注視することが、今後を読み解く上で大切であると話した。

 

次回9月総会の開催予定は2021年9月22日(水)

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