2021年2月の各抹消台数

2021年2月の各抹消台数は、3項目で一律でこれといった特徴のない、まちまちな結果となった。

輸出抹消は対前年こそプラス7.3%と若干の回復を見せたものの、対前月ではマイナス16.4%と2桁台の減少となった。対前年がプラスになっているだけに、1月→2月の落ち込みは例年のことで、コロナ禍の影響で先月の落ち込みが大きかったことで今月の落ち込み幅が拡大したということなのだろう。

一方で3項目の中で一番割を食った形になったのが永久抹消で、対前年のマイナス5.5%はおろか、対前月に至ってはマイナス71.4%という超大型の落ち込みぶりとなった。1月が前年に比べて大幅なマイナスとなった所へ来て、今月の対前年マイナスが拍車をかけての超大型の落ち込みとなったようだ。

逆に一人勝ちとなったのが一時抹消で、対前年のプラス1.3%は序の口、対前月はプラス21.9%と大幅増を記録した。対前月の増加がわずかだっただけに、1月の落ち込みが非常に大きかったことが分かる。

2月の対前年の変動幅を見ると、さほど大きくはなかったと言える。これは昨年2月の時点では新型コロナウイルスの影響はまだ小さかったということが言え、影響が本格化した次の3月の結果が本年の同月と比較してどうなるのか、次回は注目である。

西暦 1月 前年比 2月 前年比 3月 前年比 4~3月 前年比
輸出抹消 2020 168,988 99.1 88,842 101.7 133,618 123.7 1,496,558 105.1
2021 113,993 67.5 95,346 107.3
永久抹消 2020 58,169 115.0 15,325 90.4 26,457 92.3 231,926 101.4
2021 50,648 87.1 14,485 94.5
一時抹消 2020 276,800 97.7 317,291 92.3 616,616 96.8 4,111,925 98.8
2021 263,686 95.3 321,418 101.3
西暦 4月 前年比 5月 前年比 6月 前年比 1~6月 前年比
輸出抹消 2020 99,160 83.7 107,585 68.3 108,811 112.3 707,004 95.7
2021
永久抹消 2020 10,670 100.7 10,817 80.0 14,388 104.5 135,826 101.3
2021
一時抹消 2020 288,064 90.4 238,555 72.0 288,127 93.2 2,025,453 91.1
2021
西暦 7月 前年比 8月 前年比 9月 前年比 4~9月 前年比
輸出抹消 2020 93,382 62.3 89,661 88.2 86,987 71.7 585,586 78.5
2021
永久抹消 2020 14,634 91.4 13,078 96.9 14,325 94.7 77,912 94.4
2021
一時抹消 2020 300,310 84.3 262,556 92.2 316,400 92.0 1,694,012 87.1
2021
西暦 10月 前年比 11月 前年比 12月 前年比 1~12月 前年比
輸出抹消 2020 98,419 65.7 96,448 104.5 79,197 67.5 1,251,098 85.0
2021 209,339 81.2
永久抹消 2020 15,552 90.3 13,126 85.8 14,119 83.4 220,660 96.7
2021 65,133 88.6
一時抹消 2020 330,406 92.1 304,317 102.7 302,406 100.1 3,841,848 92.2
2021 585,104 98.5

※本年の1~12月(最下段右から2列目)は2月までの累計台数で、前年比は当該累計台数の前年同期比となっている。(出典:自販連)

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