トイレで決まる顧客満足

自動車整備業の接客対応術50

トイレ、別名ご不浄ともいいますが、家の中でも来客があるときには真っ先にきれいにする場所です。しかし、整備工場のトイレは汚れたところが多いようです。なぜトイレが大切なのでしょうか。

家庭のトイレを見ると家族関係が安定しているかがわかると言われるのと同様に、会社で働く人達の心の状態がわかるからです。経営状態が悪く、また、コミュニケーションが悪いところでは、トイレは汚れ、トイレットペーパーがない状態にあるものです。だからお客様がトイレを使うとき、汚れていたりすると嫌悪感を抱き、この会社はダメだなと思ってしまいます。

自動車用品のローヤルの社長は、トイレ掃除を率先して行うことで有名で塾まで主宰されています。会社の中で最も汚れているところを清潔に磨くことは、会社の運営そのもの整理整頓され美しくなり、心も磨かれるという訳です。

また、校内暴力などで荒れた学校の校長の決断でトイレを思いきって美しくしたところ、次第に生徒の状態が変化し、トイレを美しくすることを通じて荒れた状態が納まってきたという例もあります。余談ですが世の中には、トイレがきれいであったり目立つものであるだけで評判を取り、お客様がやってくる外食産業もあります。

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