今後なくなる仕事

緊急企画 今後なくなる仕事

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が2011年に、将来なくなる仕事を打ち出した。コンピューターによる管理で代替が利く仕事が大部分を占めている(表参照)。

人間が働かなくとも正確な作業が可能ということもあって、多くの業種が廃業に追い込まれることが予想される。

自動車業界に於いても同じように専業工場の廃業が目立ってくるのは5年後、10年後あたりであると予想されている。その理由の一つが入庫減少そして後継者問題である。

5年後生き残る前に今を伸ばせ!

入庫の減少はハイブリッドカーや燃料電池車の普及で顕著に現れる。

現在、自社の入庫の3割がハイブリッドカーという某整備工場は「今後もっとハイブリッドカーの保有が進むでしょうから、今から対応するのは当たり前で、『自社が一番得意です』と周知させていかなければ入庫は確実に減ります。レシプロも残るでしょうが、客層も変わりますから」と危機感を露にする。

しかし、今現在を伸ばせなければ5年後は生き残ることは出来ない。生き残っていたとしてもそれは生ける屍のような状態であって、『適正な利益』を得ているとは言えない。

「未来が見えないから誰も継ぎたいとは言わないのである。後継者がいないのではなく、後継者を潰してしまっていることが現在の経営者には多い。プライドが邪魔してか、なかなか現役引退しない代表も少なくない。自動車業界は自ら首を絞めている」と某コンサルタントは話す。

こんな工場は潰れる! チェック項目

□ 従業員の服装が汚い
□ 無愛想な受付
□ 挨拶を率先して出来ない
□ 入庫獲得に向けた営業を行っていない
□ 現在の顧客に満足している
□ 法人客が6 割以上占めている
□ 組合や組織に積極参画していない
□ 見積りシステムソフトを使用していない(手書きの伝票の利用)
□ 自社商圏を理解していない

他にも危険信号は沢山あるが、最低限顧客に向いていなくては生き残ることはまず無理である。「9万軒以上もこの小さな島国に整備工場があること自体が異常だ。そんなに日本の車業界は儲かるのか」と海外バイヤーは言う。儲からなくても生きていける時代はいずれ終焉を迎える。それが1年後なのか、5年後なのかは分からないが、少なくとも今までと同じ量、質では立ち行かなくなる。

主な「消える職業」「なくなる仕事」

塗装工、壁紙張り職人
訪問販売員、路上新聞売り、露天商人
建設機器のオペレーター
造園・用地管理の作業員
測量技術者、地図製作技術者
義歯制作技術者
殺虫剤の混合、散布の技術者
メガネ、コンタクトレンズの技術者
金融機関のクレジットアナリスト
カメラ、撮影機器の修理工
映写技師
検査、分類、見本採取、測定を行う作業員
簿記、会計、監査の事務員
苦情の処理・調査担当者
彫刻師
データ入力作業員
図書館員の補助員
税務申告書代行者
時計修理工
仕立屋(手縫い)
電話販売員
ホテルの受付係
バラリーガル、弁護士助手
集金人
クレジットカード申込者の承認・調査を行う作業員
ネイリスト
カジノのディーラー
娯楽施設の案内係、チケットもぎり係
レジ係
給与・福利厚生担当者
電話オペレーター
動物のブリーダー
保険の審査担当者
レストランの案内係
不動産ブローカー
スポーツの審判
銀行の融資担当者

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